2021.11.13
今季のインディアナ・ペイサーズは、ネイト・ビョークレンHC(ヘッドコーチ)を新たな指揮官に迎えて戦ってきたものの、6シーズンぶりにプレーオフ進出を逃した。
イースタン・カンファレンス9位の34勝38敗でレギュラーシーズンを終え、シャーロット・ホーネッツとのプレーイン・ゲームこそ制したものの、イースト8位の座をかけたプレーイン・ゲームでワシントン・ウィザーズに敗れたことで今季を終えることに。
ペイサーズがプレーオフに出場できなかった背景には、選手間とビョークレンHCをはじめとするコーチングスタッフ陣との問題も挙げられるのだが、主力選手たちのケガもその要因と言えるだろう。
TJ・ウォーレンはわずか4試合、マイルズ・ターナーは47試合のみの出場に終わり、ドマンタス・サボニスとマルコム・ブログドンも10試合以上を欠場と、ケガに苦しんだ。
なかでもターナーはキャリア6シーズン目の今季、平均31.0分12.6得点6.5リバウンド1.0アシストに加え、キャリアハイかつリーグトップの3.4ブロックをマーク。25歳のビッグマンは今後2シーズン契約下にいるものの、ここ数年はトレードのウワサに巻き込まれており、今夏の去就も気になるところ。
5月26日(現地時間25日)に『HEAVY.COM』へ掲載された記事の中で、ターナーは自身の現状についてこう話している。
「僕はインディアナポリスが大好きだし、ここより勝る場所はない。僕にとっては第2の故郷だし、NBAでベストのファンがいる。どんなトレードのウワサがあろうと、僕はただバスケットボールに専念していくだけ。コートでベストな状態でプレーできることにフォーカスし、チームメートたちをサポートしていくし、(トレードの)ウワサに惑わされないようにしていく」。
とはいえ、ペイサーズが今夏ロースターにメスを入れていく可能性があるのも事実。ターナーの名が頻繁に挙がっていることは、このチームの選手たちの中で他チームにも需要があり、獲得を望む声があるからとも言える。
「でも結局のところ、これはビジネスだからね。自分でもそのことは十分理解している。僕は自分のスキルセットに自信を持っているし、どこに行ったとしてもやっていけると感じている」とターナーは言う。
今年4月に右足親指の足底部を部分断裂しているため、ターナーはまず健康体を取り戻すことが優先事項となる。来季を迎えるにあたって、トレードされるかどうかは微妙だが、完全復活に向けてベストを尽くしてほしいところだ。
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