2021.07.02
6月27日(現地時間26日)、フェニックス・サンズはロサンゼルス・クリッパーズとのウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦を84-80で制して、シリーズを3勝1敗にした。デビン・ブッカーが25得点、ディアンドレ・エイトンが19得点22リバウンド4ブロック、クリス・ポールが18得点7アシストと活躍し、ファイナル進出に王手をかけている。
11年ぶりのプレーオフ進出から、怒涛の勢いでここまで勝ち上がってきたサンズ。その強さの要因としてエースのブッカーと大ベテランのポールの存在も大きいが、キャリア3年目のビッグマンであるエイトンも、今季プレーオフで平均16.6得点11.4リバウンドという好成績を残している。
クリッパーズとの第2戦では、最後のポゼッションでアリウープダンクをたたきこみ、チームを劇的な逆転勝利へと導いたエイトン。まだ22歳という年齢ながらも大舞台で堂々とプレーしているが、その要因はポールの精神的な支えが大きいからだそうだ。『Fade Away World』によれば、エイトンはポールについて「CP(ポール)が大好きだ。彼こそが唯一僕の良さを引き出してくれる存在。まるで兄のように背中を押してくれる」と話したという。
「これまでのキャリアにおいて、彼がそばにいてくれるのは最高の瞬間だと思う」ともエイトンはコメント。「彼は細かい要素まで注意を払って準備を行い、プレーをしている。そういうアプローチの仕方は今まで知らなかった」とし、「ここまでやるのかというほどに、本当に細部まで注視している。でもそれはすべてバスケットでより競争的に挑むためなんだ」と、ポールのプロフェッショナリズムについてつづった。
現在ポールは36歳という年齢でありながらも、プレーオフで平均15.8得点3.9リバウンド8.8アシスト1.3スティールという高水準をマークしている。“ポイントゴッド”と評され、高いバスケットIQを誇ることで有名なベテランの1人だが、エイトンはそのポールをメンターとして、現在コート上で成長を続けているのだろう。
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