2021.08.06

決勝進出を決めたアメリカのリラード「良いプレーができるようになってきた」

今夏東京オリンピックでアメリカ代表の一員としてプレーしているリラード[写真]=Getty Images
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フランスとの決戦に挑むアメリカ

東京オリンピック2020』で4大会連続の金メダル獲得が期待される男子アメリカ代表は、8月5日に準決勝でオーストラリア代表を97-78で破り、4連覇まであと1勝と迫っている。7日に行われる決勝では、予選ラウンドで敗戦したフランス代表が待ち構えており、リベンジマッチとしては最高の舞台が整った。

 ここまで決勝ラウンドを勝ち上がってきたアメリカは、大会前にブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)の安全衛生プロトコルによる離脱や、エキシビションゲームでの2連敗など、さまざまな問題と不安要素を抱えていた。だが大会が始まってからは1試合ごとに完成度とケミストリーを高めており、デイミアン・リラードポートランド・トレイルブレイザーズ)はその手ごたえを確かに感じているようだ。決勝戦を前にして、以下のようなコメントを残している。

「この大会に参加しているすべてのチームをリスペクトしている。ほかの国々の選手たちは仲間たちとともに何年もここまで戦い、ワールドカップやオリンピックといった国際大会に出場している。それに対して僕らは短期的に結成されたチームであって、才能を持ったそれぞれの選手たちが、1つのチームになろうとここまで努力してきたんだ。ここにきて僕らは結束をさらに高めていると思うし、良いプレーができるようになってきたと思う」

 アメリカはNBAファイナルを戦っていたドリュー・ホリデークリス・ミドルトン(ともにミルウォーキー・バックス)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)がエキシビションゲーム後に合流。長期的に国際大会に向けて準備をしてきた他国のチームと比べると、メンバーがそろった状態で練習することが十分にできていなかった。しかしこの短期間で結束力を高めると、決勝トーナメントでは強豪スペインとオーストラリアに大勝。果たして今大会でもこのまま金メダル獲得なるか、注目が集まっている。

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