ヒートと再契約したハスレム…球団社長「彼は一つのチームにすべてを捧げてきた」

3回の優勝を誇るヒートの大ベテランのハスレム（右）［写真］＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

球団社長「一人の選手として、一つの街、一つのチームにすべてを捧げてきた」

　8月16日（現地時間15日）、マイアミ・ヒートがユドニス・ハスレムと正式に1年の再契約を結んだことを、『ESPN』が報じた。2003年からヒートに在籍しているハスレムは、3回の優勝を誇る大ベテラン。現在41歳で、直近2年レギュラーシーズンでは5試合の出場にとどまっているものの、仲間にアドバイスを送り、チームを1つにまとめるなど、メンターやチームリーダーとして活躍している。

　ヒートの精神的な支柱であるハスレムが、来シーズンもチームに戻ってくることについて、球団社長のパット・ライリーは「ユドニス・ハスレムとの契約が合意に達した」と発表しつつ、以下のようなコメントを残している。

「彼はコート上で仲間たちを正しい方向へと導くこと、そして世界最高峰のチームと競争することを何よりも愛している。UD（ハスレム）は後世に伝えられるべき選手だ。一人の選手として、一つの街、一つのチームにすべてを捧げてきたのだから。ありがとう、UD」

　ハスレムは来シーズンでヒート在籍19年目を迎えるが、『ESPN』によれば、1つの球団に少なくとも19年在籍した歴代の選手はごくわずかだという。それはダーク・ノビツキー（21年／ダラス・マーベリックス）、コービー・ブライアント（20年／ロサンゼルス・レイカーズ）、ティム・ダンカン（19年／サンアントニオ・スパーズ）、ジョン・ストックトン（19年／ユタ・ジャズ）のみとなっている。

　非常に経験豊富でヒートの球団文化も熟知しているハスレム。このオフシーズンはカイル・ラウリーやPJ・タッカーなどの補強に成功し、来シーズンこそ優勝を目指すヒートにとっては、大ベテランのハスレムがチームに戻ってくることはきっと朗報だろう。