2021.08.26
2020-21シーズン終了後、このオフシーズンにラッセル・ウェストブルックはワシントン・ウィザーズからトレードでロサンゼルス・レイカーズへと移籍。レイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスに並んでウェストブルックを獲得したことで、驚異的なビッグ3を誕生させた。
一方で、ウィザーズはわずか1年でウェストブルックを放出することになった。昨シーズンは3年ぶりのプレーオフ進出に大きく貢献しただけでなく、メンターとして八村塁に多くのアドバイスを送るなど、ベテランとしても存在感を放っていたウェストブルック。『Fadeaway World』によれば、今回のトレードについて、ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)がコメントを残したそうだ。
シェパードGMによれば、ドラフトが開催される前日まで、トレードに向けて盛んに協議を行っていたという。そのなかでウィザーズでプレーする意思のあるウェストブルックとは、将来についてじっくりと話し合ったそうだ。「もしレイカーズとの取引の機会があったとすれば、それは彼にとっても新たな出発点となる」とし、最終的には双方の合意でトレードが行われた様子。
「私は彼のこれまでの殿堂入りに相応しいキャリアに敬意の念を抱いている。昨シーズン我々にしてくれたすべてにも心から感謝している。できるかぎりウィザーズでプレーできるように、今後も彼をサポートしていこうと思っていた。だが今回はこの取引を成立させ、ウィザーズにとってもプラスになったと思う」と語るシェパードGM。故郷カリフォルニア州へ戻り、優勝候補のレイカーズに加入できることは、ウェストブルックにとっても大きな利点があったのかもしれない。
またシェパードGMは「取引が成立していなかったら、ラスは今もここにいただろう」とし、「両者にとって素晴らしい取引だった。多くの恩恵をお互いに得られたと思う。彼には新たなチームでの成功を願っている」と締めくくった。
今回シェパードGMが述べたように、もしリーグの状況やシナリオが異なっていれば、今でもウェストブルックはウィザーズに残留していたかもしれない。だが昨シーズンのウィザーズへの計り知れないウェストブルックの貢献も踏まえて、最大限の敬意とともに、シェパードGMはウェストブルックが望むレイカーズへと送り出したのだろう。
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