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8月14日(現地時間13日)。今夏のフリーエージェント(FA)戦線でシカゴ・ブルズへ移籍したアレックス・カルーソが会見に応じた。
ドラフト外でロサンゼルス・レイカーズ入りし、Gリーグや2ウェイ契約を経て本契約を勝ち取ったハードワーカーは、2019-20シーズンにローテーションの一角としてプレーオフを勝ち抜き、チャンピオンシップを獲得。
昨季は58試合(うち先発は6試合)の出場で平均21.0分6.4得点2.9リバウンド2.8アシスト1.1スティールに3ポイント成功率40.1パーセントを残しており、新天地ではバックアップとしてロンゾ・ボールやザック・ラヴィーン、コービー・ホワイト、デマー・デローザンらを支えることとなる。
27歳のコンボガードは「もし僕が平均で2ケタ得点をしたいなら、できたかもしれない。ショットを数多く打っていれば、成功率はちょっと下がるかもしれないね。だけどそうなったら多くの試合には勝てなかっただろうね。僕はいつだって勝利するためにやってきた。それが僕のメンタリティなんだ。そういったことをコツコツやってきた」と語る。
デローザンやラヴィーン、ニコラ・ブーチェビッチというオールスター経験者を3人擁し、ボールやホワイト、ラウリー・マルッカネン(制限付きFA)、パトリック・ウィリアムズが所属するブルズだが、プレーオフを勝ち上がって優勝した経験を持つのはこのカルーソのみ。
「僕は毎回、正しいことをやるようにしている。それが僕にとってのタフネスなんだ。どんなことがあろうと、自分のプレーをやり抜くということ。ここ数年、僕は本当に優れた選手たちをガードしてきた。そこでフィジカルに、時にはちょっと汚いプレーもして相手をスローダウンしようと努力してきたんだ。というのも、このリーグはオフェンス面で優れた選手たちで満たされているからね」。
そう話すカルーソは、自身のマインドセットについても口にしていた。
「(タフネスというのは)跳ね返す力をもたらしてくれると思っている。僕にはどこであろうといつだって自分の仕事をやってのけるんだというマインドセットがある。それが自分を導いてくれたんだ。正しいかどうかは別にして、僕は数多く負けてきた。そういった失敗の数々がプロセスの一部になっているんだ。でもこのマインドセットが今の自分になる手助けをしてくれたんだ」。
193センチ84キロのカルーソは、ロールプレーヤーとして攻防両面であらゆることを平均以上にこなすだけでなく、豪快なプットバックダンクやドライビングダンクを繰り出すこともでき、勝利のためにひたむきに働き続けるハッスルプレーヤーでもある。
ゲームの中で不足している部分、劣勢になっている部分を把握し、ビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)をはじめとするコーチングスタッフの指示の下、ベンチから飛び出して勝利するために献身的なプレーを見せてくれると大いに期待したい。
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