2022.01.24
今夏のフリーエージェント(FA)戦線で、ケンドリック・ナンはロサンゼルス・レイカーズ入りを決断。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルックという超驚愕なビッグ3を擁するスーパーチームへ加わることとなった。
ドラフト外から一昨季にマイアミ・ヒートへ入団し、スターターの座を手に入れたナンは、開幕戦で24得点、5戦目に28得点とすぐさまインパクトを残し、平均15.3得点2.7リバウンド3.3アシストをマーク。昨季も平均14.6得点3.2リバウンド2.6アシストを残して平均2ケタ得点をキープ。
26歳のガードは、一昨季のNBAファイナルで敗れたレイカーズへ加わったのだが、その理由の1つは幼い頃からの友人テイレン・ホルトン・タッカーの存在だったようだ。
8月23日(現地時間22日)に『Lakers Nation』へ掲載された記事の中で、ナンは「そう。僕とテイレンはたぶん10年……いや10年以上の仲なんだ」と語り、さらにこう続けていた。
「テイレンが高校1年の頃から、僕は彼の成長を見てきたんだ。あの男の成長度合いは信じられないね。僕らは何年もかけて連絡を取り合ってきたんだ。カレッジで別々の道に進んだ時でも、シカゴへ戻って一緒にやっていたようなものさ。互いに切磋琢磨してつながっていたんだ。だから僕がレイカーズと契約したことを伝えたら、彼はものすごく喜んでくれたよ」。
キャリア2年目となった昨季。20歳のホルトン・タッカーはケガ人続出となったレイカーズでチャンスをつかみ、65試合(うち先発は4試合)に出場して平均9.0得点2.6リバウンド2.8アシスト1.0スティールを記録し、今夏チームと再契約を結んだだけに、先輩ナンとNBAのコートで共演できることは楽しみに違いない。
そしてもちろん、ナンはレイカーズという歴史あるフランチャイズでプレーできることをありがたく感じていた。
「ものすごく大きいね。LAレイカーズのユニフォームを身にまとい、この位置にいるチームでプレーできるのは光栄だし、パワーハウスとなったフランチャイズの一員でいられることに感謝している。この街を代表してプレーできることには大きな意味がある。僕はシカゴ南部の出身だけど、LAは大好きだよ。自分にできる限り、ベストを尽くしたいね」。
今季はベンチスタートが濃厚ながら、ナンには長年の友人ホルトン・タッカーと共に、ゲームにインパクトを与える効果的な働きを期待したいところだ。
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