ブルズへ移籍は必然だった？　デローザン「数年前からブーチェビッチに誘われていた」

来シーズンはブルズでブーチェビッチとともにプレーするデローザン［写真］＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

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将来的な合流についてブーチェビッチと話していたデローザン

　この夏のオフシーズン、シカゴ・ブルズはサインアンドトレードでデマー・デローザンを獲得。今夏はロンゾ・ボールやアレックス・カルーソという優秀なガードの獲得にも成功しており、ザック・ラビーンとニコラ・ブーチェビッチという実力者に加えて、選手層がより一層が厚くなった。

　これまでミドルレンジジャンパーを武器に、トロント・ラプターズとサンアントニオ・スパーズで実績を積んできたデローザン。新天地ブルズでもスコアラーやゲームメーカーとしての活躍が期待されるが、ブルズへやってきたことはどうやら偶然ではないようだ。

『fubo Sports』に出演したデローザンは、数年前からブーチェビッチとチームメートになることについて話しあっていたことを明かした。「ブーチェビッチから誘いがあった。それも何年も前からで、彼がオーランド（マジック）にいる時からだったんだ。『僕らは共闘すべきなんだ』と、何度も何度も言い続けていたよ」と語り、以下のように続けた。

「すると彼が（昨シーズンに）シカゴへトレードされたあと、ついにチャンスがやってきたんだ。シーズン中はよく言葉を交わしていたけれど、とある試合で対戦した後に『今シーズンが終わったら君はフリーエージェントになるけれど、今後僕らができることを検討してみよう』と言われた。だから僕は『気に留めておく』と、答えたんだ」

「それからいろいろなことが順調に進んでいった。ザックとも会話をして、そして最終的にすべてがまとまったんだ」と、デローザンは移籍の真相について締めくくっている。

　昨シーズン、東の11位で惜しくもプレーイン・トーナメントには進出できなかったブルズ。だがエースのラビーンと多彩なスキルを持つビッグマンのブーチェビッチに加え、経験豊富なデローザンの加入は間違いなくプラスに働くはずだ。また来シーズンは、念願かなってチームメートになったブーチェビッチとデローザンのコンビネーションにも期待が高まることだろう。