2021.12.06
11月16日(現地時間15日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズは敵地ステープルズ・センターで行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦に121-103で勝利し、今季戦績をイースタン・カンファレンス2位タイの10勝4敗とした。
ここ5戦で4勝と好調を堅持するブルズは、デマー・デローザンがゲームハイの38得点に6アシスト、ロンゾ・ボールが7本の3ポイント成功を含む27得点に7リバウンド8アシスト2スティール、ザック・ラヴィーンが26得点5リバウンド5アシスト、デリック・ジョーンズJr.が13得点を記録。
15日のロサンゼルス・クリッパーズ戦(100-90)に続いてLAの2チームを連夜で下したブルズ。レイカーズはボールとアレックス・カルーソにとっては古巣であり、デローザンにとっても故郷カリフォルニア州の試合だったこともあり、感慨深いものがあったと言っていい。
特にデローザンはレイカーズ戦でフィールドゴール成功率65.2パーセント(15/23)の計38得点、クリッパーズ戦でもフィールドゴール成功率75.0パーセント(12/16)の計35得点と、いずれも高確率でショットを放り込んでゲームハイの高得点をたたき出した。
だが今回は、今年2月に父フランクが他界してから初の故郷で迎えた試合だったという。
「いつだってホームに帰ることは、僕にとって光栄なことだった。でも今回は父さんが亡くなってから初めて迎えたホームの試合だった。彼はいつも、試合を見てくれていた。どんな試合であろうと欠かすことなく来てくれていたんだ。(今日の試合も)彼がここにいてくれたら…」。
デローザンはこれまでのNBAキャリアでトロント・ラプターズ、サンアントニオ・スパーズにも所属しており、今回はブルズの一員として臨んだ初のLA凱旋。
ブルズはクリッパーズの連勝を7で仕留めており、残り約1分にラヴィーンがとどめとなるロングレンジジャンパーを成功。「いつだってホームに帰ってきてプレーするのは楽しいね。特に相手がいいチームだとなおさらさ。クリッパーズは本当にすごいチーム。僕らは彼らにやられていたから、何とかお返ししたかった。で、それをやってのけたのさ」とデローザン。
現在、ブルズは先発パワーフォワードのパトリック・ウィリアムズ(左手首)が長期離脱しており、オールスタービッグマンのニコラ・ブーチェビッチも新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りのため欠場と、苦しい状況ではあるのだが、レイカーズ戦でコービー・ホワイトが今季初出場。
そしてこのチームにはリーグ3位の平均26.9得点を残すデローザン、同7位の平均25.9得点を誇るラヴィーンという、リーグで10本の指に入る超強力なスコアラーが2人もいる。
もちろん、ブルズはこの2人の活躍だけでなく、チーム全体で試合に臨み、勝ち星を重ねているのだが、長丁場のレギュラーシーズンにおいてここまで頼りになるスコアラーが2人いることは心強いはずだ。
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