2021.09.29
昨シーズンリーグ2位となる1試合平均31.3得点を記録し、チームを3シーズンぶりとなるプレーオフへ導いたブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)。来シーズンもエースとしての活躍が期待されているが、今オフは「ディープスリー」の練習に取り組んでいるようだ。
同選手は、『NBC Sports』のインタビューに応じた際、「このオフシーズン、改善するために取り組んでいることは?」と問われ、「ディープスリー」と回答。より深い位置で3ポイントシュートを決めるべく、目下練習に取り組んでいるようだ。
「デイム(デイミアン・リラード/ポートランド・トレイルブレイザーズ)と競争したいわけじゃないし、僕はロゴリラードではないからね。でも、より深い位置で3ポイントを打ちたいし、たくさんの3ポイントを打ちたいんだ」。
ビールは昨シーズン1試合平均6.2本の3ポイントシュートを放ち、2.2本を成功。34.9パーセントの成功率を記録したが、この数字はいずれも2019−20シーズンと比べて減少している。その一方で2ポイントシュートの試投数と成功率がいずれも伸びており、昨シーズンはアウトサイドシュートよりもミドルレンジでのシュートにフォーカスしていた。さらには攻撃の組み立ても担っていたため、多くのタスクをこなさなければならない状況にあった。
ウィザーズは今夏に積極補強を行い、スペンサー・ディンウィディーやケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、カイル・クーズマなど新戦力を多く加えた。なかでもディンウィディーはプレーメーキングに優れたガードで、組み立てという面でビールの負担が減ることが予想される。プレーメークをディンウィディーに任せ、自身はオフボールの動きからアウトサイドシュートを放つ狙いのようだ。
ラッセル・ウェストブルックなきチームにおいて、さらなる奮起が期待されるビール。アウトサイドシュートの確率を向上させ、チームをさらなる勝利へと導いていく。
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