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8月29日、東京パラリンピックの車いすバスケットボール競技は大会5日目を迎え、有明アリーナと武蔵野の森総合スポーツプラザで男女予選リーグ計10試合が組まれた。
有明アリーナの第5試合には、予選リーグ3連勝中の日本代表がスペイン代表と対戦。スタートファイブには豊島英、赤石竜我、宮島徹也、藤本怜央、岩井孝義が名を連ね、これまでの先発から3人を入れ替えた。
宮島のフリースローで先制点を挙げた日本だが、スペインの高さに手を焼き得点が伸びない。しかし、中盤、赤石、藤本らのシュートが決まり、一時はリードを奪う。その後はスペインにリードを許すも、香西宏昭の3ポイントシュートなど決まり、18−22で第1クォーターを終了。
第2クォーター開始直後、古沢拓也のシュートが決まり22−22の同点にするも、ここからスペインに10−0のランを決められてしまう。日本はタイムアウトやメンバーチェンジで流れを変えようと試みるが、タフショット強いられ反対にリードを広げられる展開に。このクォーターを12−26とされ、30−48と18点のビハインドを追うこととなった。
後半、日本はここまで温存してきた鳥海連志をコートに送り出す。するとすかさずシュートを決めてチームにパワーを注入。鳥海はスペインの徹底マークにあうも、積極的にボールに絡み一気に10得点を挙げてチームをけん引。このクォーターを17−12として、最終クォーターへ入っていった。
最終クォーター、日本はメンバーチェンジを繰り返し、スペインにプレッシャーをかける。オールコートのプレスで8秒オーバータイムを奪う場面もあったが、前半のビハインドが大きく逆転には至らなかった。結局、61−79でスペインに敗れ、今大会初黒星を喫した。
個人スタッツでは古沢がチーム最多の15得点をマーク、香西、鳥海が11得点と続いた。日本は全員出場を果たし、明日30日、トルコとの予選リーグ最終戦に臨む。
■試合結果
スペイン 79−61 日本
スペイン|22|26|12|19|=79
日 本|18|12|17|14|=61