2021.09.30
この夏のオフシーズン、ロサンゼルス・レイカーズは大々的なロスター編成を行った。2020年の優勝に貢献したケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、カイル・クーズマなどのウイング、優秀なベンチプレーヤーだったアレックス・カルーソなど比較的に若い選手たちに別れを告げたが、ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、トレバー・アリーザ、ウェイン・エリントン、ケンドリック・ナンなどの実力者たちがそろった。
昨シーズンは主力選手の故障や安全衛生プロトコルの影響で思うようにケミストリーを構築できず、プレーオフファーストラウンドで敗退となったレイカーズ。しかしケガに苦しんだレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスはこのオフシーズンで健康体を取り戻し、王座奪還に向けて新たなメンバーとともに新シーズンに挑んでいくことになるだろう。
『SB Nation』では、ウェストブルックの入団会見でのインタビューの一部が紹介されている。そのなかでレイカーズのフロントで中心的な役割を務めるロブ・ぺリンカGM(ゼネラルマネージャー)は、今夏オフシーズンのロスターの編成および補強を以下のように振り返っている。
「このオフシーズンを総括すると、それは“好機”だと思う。アグレッシブな動きをするための大きなチャンスだった。ロサンゼルス・レイカーズに18度目のタイトルをもたらす可能性が高まったと感じられる。このようなチャンスが訪れた時、考えを重ねて分析を行い、最終的に実行するか決断を下さなければいけない。それこそがフロントの役割だ。我々の能力を最大限まで引き出し、この街に18度目のタイトルをもたらすために必要な大きなチャンスだったと考えている」
「チームメートと戦う時、ポジティブな方法で人々にインパクトを与えられたらと思っている。このロスターでも同様にインパクトを残したい。でも何より今は皆とプレーすることにとてもワクワクしていて、ともに良いプレーを模索していきたいと思う」
スタープレーヤーであるウェストブルックを獲得したことで、レブロンとデイビスを含む驚異的なビッグ3を誕生させたレイカーズ。また経験豊富なベテランたちの加入だけでなく、再契約したテイレン・ホルトン・タッカー、新たに契約したナンやマリーク・モンクなど若い選手も含めて選手層は充実している。再構築されたロスターで、レイカーズは来シーズン万全の状態で挑んでいくことになりそうだ。
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