2021.09.28

キャリア10年目を迎えるデイミアン・リラード「俺はチームが好転すると信頼して臨む」

ブレイザーズ在籍10年目のリラード[写真]=Getty Images
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 9月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ポートランド・トレイルブレイザーズがメディアデイを実施し、チーム最古参のデイミアン・リラードが登場した。

 ブレイザーズ在籍10シーズン目を迎えたスコアリングガードは、昨季まで8シーズン連続でプレーオフに進出し、2019年にはカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった。

 だがここ2シーズンはいずれもファーストラウンド敗退を喫したこともあり、昨季終了後にテリー・ストッツ前HC(ヘッドコーチ)が解任。ブレイザーズはチャウンシー・ビラップスが新たな指揮官へ就任したほか、コーチングスタッフ陣も大幅に入れ替わっている。

「ここ数年、俺たちは常に競争力のあるチームだったと思う。そして再び俺たちは競い合えるチームになると見ている。確かに、俺は昨シーズン終了時にロースターの強化を望んでいた。このチームに勝利するチャンスがもっと欲しかった」。

 リラードはそう語り、今夏チームへ戦力増強を求めていた。だがフリーエージェント(FA)戦線で大きな収穫はなく、ノーマン・パウエルと再契約したほか、トニー・スネルコディ・ゼラー、ベン・マクレモアを加えたくらい。それでも、3チーム間のトレードでクリーブランド・キャバリアーズからラリー・ナンスJr.を獲得しており、今季もプレーオフ進出に向けて戦える布陣が整ったと言えるだろう。

「俺たちは夏の間、話し合ったんだ。(ロースターが)どうなっていくか、どうやって正しい方向へ進むことができるのかとね。今シーズン、俺は(チームが良い方向へ)好転すると信頼して臨む」とリラードは言う。

 ブレイザーズの今季予想スターターはバックコートにリラードとCJ・マッカラム、フロントコートにパウエル、ロバート・コビントンユスフ・ヌルキッチという布陣。ベンチにはナンスJr.やゼラー、スネル、マクレモア、アンファニー・サイモンズといった選手たちが控えている。

 今夏の動きについて、リラードは「俺たちはチーム、それに組織としてうまく構築できた。こういった動きが俺たちを向上させて、自分たちが望むレベルへと導いてくれるかもしれない。このチームはそうなる可能性を秘めることをいくつかやったんだ」と自信を見せていた。

 就任1シーズン目のビラップス新HCはリラードについてこう語る。

「彼にはこの街、ファンたちと密接な関係があるのは皆が知っている。彼は本当に楽しみにしているよ。デイムが望んでいるのは私たち皆と同じこと。それはこのチームが成功を収めて勝利することだ。この夏に選手層が厚みを増したことを、彼は喜んでくれていると思う」。

 ブレイザーズは今後、10月5日からプレシーズンゲーム4試合をこなし、21日のサクラメント・キングス戦でレギュラーシーズン開幕を迎える。

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