2021.10.18

ラプターズの開幕ロースターが決定、渡邊雄太がサバイバルレースを勝ち抜いてNBA4年目へ

渡邊は昨季、3ポイント成功率40.0パーセントを記録した[写真]=Getty Images
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 10月17日。トロント・ラプターズはイシュマイル・ウェインライトをウェイブ(解雇)したことを発表。先日、このチームはレジー・ペリー、フレディ・ギレスピーもウェイブしていたため、2021-22シーズンの開幕ロースター17選手(本契約15、2ウェイ契約2)が確定したこととなる。

 今季2シーズンぶりのプレーオフ進出を目指すラプターズには、パスカル・シアカムやフレッド・バンブリート、OG・アヌノビーという主軸に加え、ベテランのゴラン・ドラギッチや新人スコッティ・バーンズ、スコアラーのギャリー・トレントJr.らが名を連ねている。

 そして今年4月にラプターズと本契約を結んだ渡邊雄太も、2年目は無保障だったもののトレーニングキャンプとプレシーズンを経て、サバイバルレースを勝ち抜いた。

「僕の契約はまだ保障されていません。だから常に競争していますが、僕はその環境を気に入っています。ここ数年ずっとやってきましたし、その競争が僕を成長させてくれました。なので止まることなく、これからも戦い続けますし、競い合いを続けていきます」。

 プレシーズンゲームを前に現地メディアへそう語った渡邊は、左ふくらはぎの張りのためプレシーズンの出場は1試合のみとなったものの、その試合で10得点7リバウンド2アシスト2ブロックという上々のパフォーマンスを見せていた。

 20日(現地時間19日)のレギュラーシーズン開幕に向けて、各チームは開幕ロースターの整備に入っており、先日はキャリア11年を誇るエイブリー・ブラッドリーがゴールデンステイト・ウォリアーズから、2014年のドラフト全体2位指名で今年4月にボストン・セルティックスと2年契約を結んだジャバリ・パーカーもウェイブと、NBAで生き残ることの厳しさを如実に表す動きを見せている。

 NBAで念願の本契約を結び、ローテーション入りしている渡邊が、東京オリンピックで得た経験をラプターズへ持ち込むことができるのか。今後のプレーに是非とも注目していただきたい。

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