2021.11.18
「僕らは歴史の一部にある。うれしいね。でも今は終わり。良い習慣を構築していくことにフォーカスしている。上質なバスケットボールをプレーし続けられるようにね。今シーズン、その次も、全ての年でリピートできたらいいね。これから先も、ここに立っていたい」。
10月20日(現地時間19日、日付は以下同)に幕を開けた2021-22レギュラーシーズン。昨季覇者ミルウォーキー・バックスはブルックリン・ネッツ戦を前にチャンピオンリング贈呈セレモニーが行なわれ、ファイナルMVPを手にしたヤニス・アデトクンボ(バックス)はそう語っていた。
ホームのファイサーブ・フォーラムには満員御礼となる1万7341人が詰めかけ、地元の英雄たちを祝福。試合はアデトクンボが32得点14リバウンド7アシスト2ブロック、クリス・ミドルトンが20得点9リバウンド、パット・カナトンが20得点をマークしたバックスが127-104で初戦を制した。
幸先良いスタートを切ったバックスが見据えるのはもちろん、フランチャイズ史上初のNBA連覇。この試合でビッグ3の一角を務めるドリュー・ホリデーが右かかとを痛めて後半をベンチで過ごしたものの、ジョーダン・ウォーラが15得点6リバウンド、グレイソン・アレンが10得点6アシスト2スティールの活躍でカバー。
チャンピオンリングを手にし、試合前にセレモニーは幕を下ろしたものの、バックスのホームアリーナに2021年のチャンピオンバナーが掲げられたことは大きな意味があるとアデトクンボは語る。
「このバナーは永遠に残るものなんだ。今日ゲームから立ち去っても、このバナーはこれから先もずっとある。たとえ2055年にゲームを観るとしてもね。このバナーはずっとここにあるのさ」。
今季で創設75シーズン目という長い歴史を誇るNBAに名を刻んだバックス。ネッツやフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、フェニックス・サンズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ユタ・ジャズといった優勝候補と目されるチームが複数あるものの、昨季プレーオフを制した経験は、アデトクンボをはじめとするバックスの選手たちに確固たる自信を与えたことだろう。
連覇に向けて始動したバックスの今後の戦いぶりに注目していきたい。
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