2021.11.16

一時19点差も、猛攻で試合をひっくり返したウィザーズ…指揮官「誰も慌てていなかった」

「『我々の本来のバスケをやろう』と選手に伝えた」[写真]=Getty Images
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 11月16日(現地時間15日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズが本拠地でニューオーリンズ・ペリカンズと激突した。

 今オフの補強が奏功し、白星が先行しているウィザーズ。この試合の第1クォーターは25-25のタイスコアで終えるも、続く第2クォーターはわずか16得点にとどまる。その間相手に33点を奪われ、41-58で試合を折り返す。

 ビハインドを背負ったウィザーズは、第3クォーター序盤の連続失点でこの日最大となる19点のリードを奪われるも、ここからオフェンスで奮起。スペンサー・ディンウィディーモントレズ・ハレルの活躍で点差を縮めると、試合残り5分18秒で92−92の同点に追いつくことに成功。その後一進一退の攻防が繰り広げられるが、勢いに乗ったウィザーズがペリカンズを押し切り、105-100で逆転勝利を収めた。

 5連勝でイースタン・カンファレンス首位を守ったウィザーズは、ディンウィディーが27得点9アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが18得点、ハレルが10得点を挙げ、エースのブラッドリー・ビール不在をチーム全員でカバーした。

 ベンチからの出場でチームにエナジーを与えたハレルは、試合後会見に出席。「他のチームだったら今日は勝てないかもしれないと諦めていたかもしれないが、我々はゲームプランをブレずに徹して戦い続けた」とチームの精神面と遂行力を評価した。

 また、ウィザーズの指揮官は前半でビハインドを背負ったチームの雰囲気を問われ、「誰も慌てていなかった」とキッパリ。「試合はまだ半分残っていたし、とにかく第2クォーターを引きずらず、『我々の本来のバスケをやろう』と選手たちに言った」といい、「そのとおり後半やってくれた」と褒めたたえた。

 ウィザーズは10勝3敗でイースタン・カンファレンス首位。選手が個々の役割を徹底し続けられれば2017-18シーズン以来のシーズン勝ち越し、上位でのプレーオフ進出を実現できるだろう。

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