Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
2016年にクリーブランド・キャバリアーズでNBAタイトル獲得に貢献したイマン・シャンパート。2019年を最後にコートから遠ざかっているが、現在ダンスという新たなジャンルへの挑戦に精を出している。その努力が実を結び、自身のコレクションにダンス界のトロフィーを加えるという偉業を成し遂げた。
シャンパートは、米「ABC」が放送する人気ダンスリアリティショー『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』に出演。同番組は2005年から続く長寿番組で、セレブリティーとプロダンサーがペアを組み、パフォーマンスを披露する。過去にはボクシング界無敗の王者フロイド・メイウィザーのほか、アメリカンフットボールで殿堂入りを果たしたウォーレン・サップなど、名だたるアスリートたちが参戦している。採点には審査員に加えて視聴者も参加し、毎回最下位のペアが脱落していくという形式で、最終的に最後まで残ったペアがシーズンの覇者となる。
シャンパートは、10度の全米チャンピオンとして幾度となく世界大会にも出場している実力者、ダニエラ・カラガチをパートナーに迎え、『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』の節目となるシーズン30に出場した。かつてのチームメートであるレブロン・ジェームズやドウェイン・ウェイドらの後押しもあり、シャンパート&カラガチペアはファイナルまで進出。そして、決勝のパフォーマンスには、グラミー賞を5度受賞したミッシー・エリオットの“Lose Control”と、シカゴのジュークレジェンドであるDJ・クレントの“Bounce”を選曲した。
ゲスト審査員のジュリアン・ハフは「番組史上最高のフリースタイル」と、そのパフォーマンスを絶賛。また、共演したカラガチもシャンパートの努力を称えると同時に、今回のチームメートたちにも賛辞を送っている。
「ダンスを始めるのに、遅いことなんてありません。それは何歳であろうと、どんな経歴の持ち主であろうと。イマンよりこの賞にふさわしい元NBAプレーヤーは存在しません」
「素晴らしい振付師にフットワークを伝授してもらいました。シカゴフットワークを教え込むべく、現地シカゴから駆けつけてくれたおかげで、可能な限り、本物(のステップ)に近づいたと思います。また、私たちの楽曲には最高のダンサーたちが参加してくれて、全員が素晴らしいフットワークを披露してくれました。私たちはイマンのためにこのナンバーを作り上げるべく、チーム一丸となって取り組みました」
バスケットボールとダンスという異なるカテゴリーでチャンピオントロフィーを掲げたシャンパート。31歳とフィジカル的にも全盛期なだけに、次なる挑戦にも期待がかかる。
文=Meiji
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