Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
NBAでは、数多のスーパースター選手が存在感を放っている。しかし、長いシーズンを戦い抜いてファイナル制覇を目指すには、そのスターの脇を固めるための厚い選手層も必要となってくる。
現地メディアの「FADEAWAY WORLD」は、今シーズンの年棒が500万ドル(約5億7000万円)以下ながらも、チームの勝利に貢献している選手たちのランキングを独自に発表した。約5億円と聞くとかなりの大金にも思えるが、2021-22シーズンの年棒が最も高額なステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、4578万ドル(約52億円)という破格の契約金をもらっていることを考えれば、以下に手ごろな金額での契約かが分かるだろう。
では、チームを縁の下で支える選手たちの、ランキングを見ていこう。
1位:デズモンド・ベイン(メンフィス・グリズリーズ/約203万ドル)
2位:ジョーダン・プール(ウォリアーズ/約216万ドル)
3位:ジェイレン・ブランソン(ダラス・マーベリックス/約180万ドル)
4位:ボビー・ポーティス(ミルウォーキー・バックス/約435万ドル)
5位:マリーク・モンク(ロサンゼルス・レイカーズ/約179万ドル)
6位:グレイソン・アレン(バックス/約405万ドル)
7位:ケルドン・ジョンソン(サンアントニオ・スパーズ/約215万ドル)
8位:ジャベール・マギー(フェニックス・サンズ/500万ドル)
9位:カーメロ・アンソニー(レイカーズ/約264万ドル)
10位:オットー・ポーターJr.(ウォリアーズ/約239万ドル)
各球団はサラリーの上限内でロスターを構築していくため、“安価な選手”が活躍することは、チームの成績において大きな意味を持つ。ランキングを見ていくと、ウェスタン・カンファレンスの首位争いをしているサンズとウォリアーズからは計3選手がランクイン。また、昨シーズンの王者であるバックスからは、エースのヤニス・アデトクンボらを支える貴重な戦力たちが名を連ねた。
その選手たちを抑え、見事1位に輝いたのはグリズリーズのベインだ。2020年の1巡目30位でドラフトされた現在23歳のシューティングガードは、キャリア2年目ながら大きくスタッツを伸ばしている。
ルーキーイヤーでは68試合(内スターターは17試合)に出場し、1試合平均9.2得点を記録した彼が、今シーズンはここまで43試合すべてにスタメン出場すると、同17.6得点をマーク。エースのジャ・モラントがケガで欠場するなど、苦しい時期もあったグリズリーズだが、ベインはわずか1試合を除くすべての試合に出場し、エネルギー溢れるパフォーマンスを発揮している。
現在グリズリーズは11連勝と、フランチャイズ記録を更新中。この期間中のベインは1試合を欠場したものの、ほかの10試合で平均21.5得点とさらに数字を伸ばし、チームの連勝に大きく貢献している。ベインの“安価”な契約金を凌駕する活躍もあって、グリズリーズはカンファレンスでの順位を3位に上げ、サンズとウォリアーズというウエストのトップ2チームを猛追している。
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