2022.01.19

復帰後5試合を終えた八村をビールが労う「システムを吸収するのは簡単ではない」

八村は今シーズンここまで5試合に出場し、1試合平均6.4得点を挙げている[写真]=Getty Images
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 1月19日(現地時間18日)ワシントン・ウィザーズブラッドリー・ビールコーリー・キスパートが練習後の会見で、復帰を果たした八村塁について語った模様を、クラブ公式Twitterが動画で伝えた。

 八村をルーキーイヤーから見守ってきたビールは「塁の状態はどんどん上がっていくだろう。しっかりと成長しているよ。もともと多才だし、ボールハンドリングにもいつも取り組んでいる」と語った。

 また、ゴンザガ大学時代に八村と2年間チームメートだったキスパートは、「離脱期間が長かったので、誰だってすぐに本調子には戻れないよ。だけど、ここ数試合ですごいプレーもあった。彼は優秀な選手なので、調子は必ず取り戻すだろうし、みんな楽しみにしているよ」と八村に信頼を寄せる。

 八村は今シーズンここまで5試合に出場し、1試合平均約14分間のプレータイムを得ている。この数字を伸ばすためには、オフに新たなヘッドコーチを迎えたウィザーズの新システムに慣れる必要がある。本来であれば開幕前のキャンプでシステムに順応していくはずが、八村はシーズン中の練習日や実戦の中で理解していかなければならない。

 新たなシステムをシーズン中に学ぶことについてビールは、「難しいよ。簡単とは絶対に言えないね。だから彼はよくやっていると思う」と語り、八村を労った。

 また、「彼のチームへの導入をより楽にするのは、我々の役目なんだ。彼用のプレーをシンプルにしたり、繰り返しできるプレーなどを探り出さないといけない。とにかくぶっつけ本番で、システムを吸収するのは簡単ではないんだ」とも話しており、ウィザーズのエースは八村をサポートする姿勢を見せた。

 さらにビールは「ウェス(アンセルドJr.HC)は選手の長所を活かすのがうまいので、コーチが塁の長所をもっと分かってくれば、彼の起用法と役割もどんどん広がっていって、チームにもっと貢献できるようになるだろう」とコメントしており、今後八村が100パーセントのパフォーマンスを発揮していければ、ウィザーズにとってシーズン後半戦の大きな起爆剤となるはずだ。

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