2022.02.04
NBAは2月11日(現地時間10日、日付は以下同)のトレードデッドラインまで約3週間に迫っており、今季開幕からプレーしていないベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の去就も気になるところ。
先日にはシモンズにトバイアス・ハリスも加えたパッケージでトレード先を探していると『ESPN』が報じており、シクサーズがデッドラインまでにシモンズの引き取り先を見つけ出し、戦力アップに成功する可能性はある。
もっとも、シクサーズはシモンズ不在でもここ13戦で10勝3敗と好調。1月15日のボストン・セルティックス戦に勝利後、大黒柱のジョエル・エンビードは「まだまだ先は長い。急いで何かを変える必要なんて全くない。必要なピースはすべてそろっていると思うね。俺たちは進み続けていくさ。俺はハッピーだ」とチーム状況に満足していることを明かしていた。
このままシモンズの放出先が見つからない場合、シクサーズはオールスターガードを出さずに1シーズンを戦い切ることになるのだが、18日終了時点でイースタン・カンファレンス6位(25勝18敗)にいることから、今後黒星が増えたとしても、プレーイン・トーナメントには出場する可能性が十分あると言えるだろう。
そんななか、『Substack』のマーク・スタイン記者は18日にシクサーズが狙っているのはブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデンだと報じた。
シクサーズにはヒューストン・ロケッツでGM(ゼネラルマネージャー)としてハーデンを重宝してきたダリル・モーリーがバスケットボール運営部門代表として所属しており、昨季もハーデン獲得を狙っていた。
ハーデンはネッツと延長契約を結ばなかったことで、今季終了後に来季契約(プレーヤーオプション)を破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)となる。そこでシクサーズはシモンズをデッドラインまでに放出できなければ、この男を絡めたパッケージを用意してネッツへサイン&トレードをオファーするかもしれないと同記者は記している。
NBAのトレードデッドラインでは毎年多くの選手たちが移籍するだけに、今年も複数のトレードが合意に達することが予想されている。はたして、その中でシモンズは移籍することになるのか、今後の展開から目が離せない。
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