2021.09.30

ジェームズ・ハーデンがネッツと延長契約せずに今季終了後に‟キャリア初”のFAに?

ネッツ在籍2シーズン目を迎えたハーデン[写真]=Getty Images
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 今季でブルックリン・ネッツ在籍2シーズン目を迎えるジェームズ・ハーデンは、来季契約(2022-23シーズン)がプレーヤーオプションのため、先日ネッツのショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)は延長契約を結ぶことを示唆していた。

 だが9月30日(現地時間29日、日付は以下同)に行なわれた『ESPN』のマリカ・アンドリューズとのインタビューでこんな言葉を残している。

「俺はこれまでのキャリアの過程で、フリーエージェント(FA)になったことがないんだ。いつだって俺は(所属チームへ)忠誠心を見せてきたからね。契約にサインしてきたんだ。延長契約をね」。

 11-12シーズン終了後、ハーデンは制限付きFAとなり、当時所属していたオクラホマシティ・サンダーと高額契約を結べず、12年10月28日にヒューストン・ロケッツへトレードで移籍。

 10月末にロケッツと‟延長契約”を結んでおり、ロケッツ加入1シーズン目の12-13シーズンはクォリファイングオファーを受け入れてプレー。その後もロケッツと延長契約を複数回結んできた。

 ただし、ハーデンが来季契約を破棄して制限なしFAになるとしても、ネッツから出る可能性は現時点で皆無に等しい。

「俺はここにいる。このチームで過ごしていたい。ここを離れるなんて、ものすごく難しいことだ。ケビン・デュラントカイリー・アービングもね。今シーズン、俺はチャンピオンシップを勝ち取ることだけにフォーカスしたいんだ」とハーデンは口にしており、NBAで初優勝すべく、今季に集中したい思いを明かしている。

 チーム側としては、ハーデンというリーグ最高級の実力者がFAとなって見返りなく移籍してしまえば大幅な戦力ダウンとなるだけに、何としてでも避けたいところ。

 ただ、現状でハーデンはFAになることで自身の市場価値をチェックしようとしているだけとも言える。いずれにせよ、ハーデンは今季に向けて最大限にフォーカスしているということなのだろう。

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