2022.02.03
今季でNBAキャリア14シーズン目を迎えるエリック・ゴードンは、ヒューストン・ロケッツ在籍6シーズン目で、チーム最古参選手となった。
昨季ロケッツはジェームズ・ハーデンをブルックリン・ネッツ、PJ・タッカー(現マイアミ・ヒート)をミルウォーキー・バックスへトレードするなどロースターが大幅に変わっており、ジョン・ウォールやクリスチャン・ウッドのケガもあってリーグワーストの17勝55敗に終わっていた。
仕切り直しを図る今季。ロケッツは昨季途中加入したケビン・ポーターJr.と今年のドラフト全体2位指名のジェイレン・グリーンをバックコートでスターター起用する意向で、ウォールはトレード先を探しているというのが現状。
ゴードンは昨季、左膝や鼠径部を痛めたこともあり、わずか27試合(うち先発は13試合)の出場にとどまっていた。それでも、平均17.8得点2.1リバウンド2.6アシストを残しており、32歳のベテランの得点力は健在だった。
そんななか、ゴードンは9月18日(現地時間17日)に『The Athletic』のインタビューに応じていた。
ゴードン自身はチーム側へトレードについて直接聞いたわけではないものの、再建しているチーム状況を理解し、より優勝を狙えるチームへ移籍することに対してオープンな気持ちでいるという。
もっとも、ロケッツはゴードンとコミュニケーションをとった際、このチームに残ってプレーすることを望んでいると伝えたようだ。
「彼らは常に分かってくれているよ。僕のポジションとしては簡単なことじゃないのは確かだ。でも僕の究極のゴールというのは、コートに出てプレーし、助けて、自分が健康体なんだと見せること。そして彼ら(チームメートたち)が向上できるように引き寄せることなんだ」。
同メディアとのインタビューでゴードンはそう話しており、チームで数少ないベテランとして、コート内外で若手選手たちを支えていく役割をこなすことも歓迎しているように映る。
ゴードンの契約は2023-24シーズンがチームオプションではあるものの、今後2シーズンで約3700万ドル(約40億3300万円)という契約が残っている。
トレーニングキャンプ開始まで2週間を切っているだけに、ここからトレード先を探すのはさすがに厳しいことから、少なくとも開幕はロケッツの一員として迎えるのではないだろうか。
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