2022.01.27

『ESPN』によるトレードデッドラインに向けて“水面下で注目を浴びる”8選手は誰だ?

ウィザーズのハレルらが名を連ねた[写真]=Getty Images
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 1月27日(現地時間26日、日付は以下同)。『ESPN』のシニアライター、ケビン・ペルトン氏が2月11日に迫るトレードデッドラインに向けて、タイトルコンテンダーを助けることができるかもしれない8選手を紹介していた。

 4月中旬に行われるプレーイン・トーナメント、今季のチャンピオンシップをかけたプレーオフに向けて、リーグの有力チームをサポートできる“水面下で注目を浴びる”8選手は下記のとおり。
※以降チーム名は略称、成績はいずれも日本時間26日終了時点

■現地メディアがセレクトしたトレードターゲット8選

ロバート・コビントン(ブレイザーズ/フォワード)
ゴラン・ドラギッチ(ラプターズ/ガード)
エリック・ゴードン(ロケッツ/ガード)
モントレズ・ハレル(ウィザーズ/センター)
ジャスティン・ホリデー(ペイサーズ/フォワード)
ロビン・ロペス(マジック/センター)
ケンリッチ・ウィリアムズ(サンダー/フォワード)
サディアス・ヤング(スパーズ/フォワード兼センター)

コビントンやゴードン、ハレルら実力者たちが並ぶ
今季の覇権争いに影響を及ぼすトレードは成立するのか?

 ラリー・ナンスJr.のケガにより、先発へ戻ったコビントンは、ここ10戦で3ポイントを42.3パーセントの高確率で沈めており、平均2.0スティール1.7ブロックを記録。3&Dとして注目すべきベテランだ。

 昨年10月下旬を最後に、個人的な事情によりラプターズから離脱しているドラギッチは、35歳のベテランガード。一昨季はヒートの主力としてNBAファイナル進出に大きく貢献した男である。

 33歳のゴードンは爆発力のあるスコアラーで、今季は平均14.6得点に加えて3ポイント成功率44.5パーセントの高確率を誇り、平均2.3本を沈めている。

 今季からウィザーズでプレーするハレルは、ここまで平均14.1得点7.0リバウンドにフィールドゴール成功率65.2パーセントを記録。チームにはダニエル・ギャフォード(23歳)、トーマス・ブライアント(24歳)というスターター級のセンターが2人もおり、28歳のハレルよりも若いことから、彼らの方がウィザーズの将来のプランに入っているかもしれない。

 ロースター解体のウワサが報じられているペイサーズで、ホリデーは平均10.9得点に3ポイント成功率37.1パーセント(平均2.6本成功)を記録。ロペスは契約が今季限りのベテランセンターで、平均8.5得点3.8リバウンドにフィールドゴール成功率58.3パーセントを誇る献身的なビッグマン。

 “ケニー・ハッスル”の異名を持つウィリアムズは、200万ドル(約2億2800万円)という低年俸ながらハッスルプレーで貢献する、バスケットボールIQの高い選手。今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるヤングは、今季スパーズで出番に恵まれていないものの、攻防兼備の有能なロールプレーヤーだ。

 昨季はバックスがデッドラインの数日前にロケッツからPJ・タッカー(現ヒート)をトレードで獲得し、チャンピオンシップ獲得に大きく貢献していた。

 今季もデッドライン間近に成立するトレードで、覇権争いを大きく左右するほどの選手が移籍することになるかもしれないだけに、各チームの今後の動向に注目していただきたい。

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