2022.02.19
2月14日(現地時間13日)、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の頂点を決める第56回スーパーボウルが開催された。試合は劇的なエンディングを迎え、ロサンゼルス・ラムズが逆転勝利。ハーフタイムショーではドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、メアリー・J.ブライジ、ケンドリック・ラマー、エミネム、50セントという超豪華アーティストの夢の共演が実現し、SNSでは「歴代最高」との賛辞が未だ鳴り止まない状況だ。
全米最注目のスポーツエンターテイメントということもあり、スーパーボウルでは様々な新作コンテンツが発表される。そして、同プログラムの放送中、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が出演する『Crypto.com』の新コマーシャルが公開された。
『Crypto.com』は、Web3.0教育プロジェクトの一環でレブロンとパートナーシップを結んでおり、レイカーズの本拠地のネーミングライツを所有している企業だ。

レイカーズの本拠地は昨年12月に『Crypto.com Arena』へ改称された[写真]=Getty Images
舞台は、まだまだデジタル技術の進歩が著しい2003年。若かりしレブロンは、古くからのバスケットボールファンにとっては懐かしのファイティング・アイリッシュのチームジャージを着用している。
2000年前半を生きる高校生のレブロンにとって、コードレスのヘッドフォンが当たり前となり、携帯電話で映画が見れることや誰でも電気自動車を購入できる現実は全く信じられないようで、「半端じゃないな!」と未来への興奮を隠しきれない様子。
そして、キングとなったレブロンから「他に何か聞きたいことはあるか?」と問われると、若きレブロンは少し不安げな表情で「(今の自分は)過大評価じゃない? 俺は準備ができている?」と自身の将来を尋ねる。そう問われたキャリア晩年のレブロンは、若き自分に対して「すべてを話すことはできない。だが、もし歴史を作りたいのであれば、自分を信じてやるしかないぞ」と、未来のスターの背中を押す。
最終的に覚悟を決めたレブロンはNBAへ挑戦する意思を固め、コマーシャルは「FORTUNE FAVORS THE BRAVE(=幸運は勇者に味方する)」というスローガンによって締めくくられる。
30秒に込めた素晴らしいストーリーはもちろん、視聴者たちは若きレブロンを忠実に再現したCGI技術にも驚嘆。『スペース・プレイヤーズ』ではレジー賞のワースト俳優候補にノミネートされてしまったが、今回の『Crypto.com』のCMにより、早くもその汚名を払拭することができたかもしれない。
文=Meiji
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