2022.02.18

チェンバレンの記録を約59年ぶりに塗り替えたデローザン「…もう言葉じゃ表せないよ」

NBA史上初の快挙を成し遂げたデローザン[写真]=Getty Images
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 2月17日(現地時間16日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズはホームでサクラメント・キングスを125-118で下し、5連勝でオールスターブレイクへ突入した。

 そしてこの試合でデマー・デローザンはフィールドゴール成功率59.3パーセント(16/27)でゲームハイの38得点に6リバウンド6アシストの大暴れ。3ポイントは1本のみで、ミドルレンジとロングレンジ、左サイドからのショットがメインながら、5割を優に超える高い成功率をマーク。

 これにより、32歳のオールスターガードはフィールドゴール成功率50パーセント以上の35得点超えの記録を7試合連続へと伸ばし、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/1963年)が半世紀以上に渡って保持していた記録を約59年ぶりに塗り替えた。

「バスケットボールの歴史上の柱たちと共にレコードブックへ載るなんてね。…もう言葉じゃ表せないよ。子どもの頃から、僕はゲームの歴史のファンだった。僕がこのリーグにいる限り、そうした記録というのは作られるものだから、自分を謙虚にさせてくれるんだ」。

 デローザンはキングス戦後にそう語り、謙そんしていたのだが、この男が樹立した記録はマイケル・ジョーダン(元ブルズほか)やレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)も、そして憧れのコービー・ブライアント(元レイカーズ)でさえも成し遂げられなかっただけに、驚異的と言っていいはずだ。

 だがデローザンが現状に満足することは決してない。

「これは決して当たり前にできることじゃない。しかも、僕は普段なら決めていたショットを8本も落としていた気がする。正直な話、今夜の僕はショットが不調だったように感じている」。

 オールスターブレイクを迎えた時点で、ブルズはマイアミ・ヒートと並んでイースタン・カンファレンス首位タイの38勝21敗。デローザンはキャリアハイとなる平均28.1得点に5.2リバウンド5.1アシスト、フィールドゴール成功率51.7パーセントという安定感抜群の成績で、好調ブルズを見事にけん引している。

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