2022.03.24

得点力の大幅強化を遂げたモラント…成長の秘訣は父親からのトラッシュトーク?

モラントが謙虚でい続ける理由とは?[写真]=Getty Images
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 2020-21シーズンは38勝34敗(勝率52.8パーセント)の8位でレギュラーシーズンを終え、ユタ・ジャズに1勝4敗でプレーオフ1回戦敗退となったメンフィス・グリズリーズ。しかし、今シーズンは3月24日(現地時間23日)時点で50勝23敗(同68.5パーセント)を記録し、ウエスタン・カンファレンス2位と大きな躍進を見せている。

 中でも驚異的な成長を遂げているのがエースのジャ・モラントだ。2019年に2位指名でグリズリーズに入った直後からチームの核にすえられると、球団の期待に応えるかのように得点力を大幅に増加。1年目の1試合平均17.8得点から、3年目の現在は同27.6得点と10点近く数字を伸ばしている。

 ここまでのレベルアップを実現できたのは、モラントの謙虚さが一枚嚙んでいるのかもしれない。『NBA on ESPN』に出演した際、彼は父の言葉が気を引き締めていると語った。

「今でも時々、父から試合中に『お前は過大評価されている。まだ下手なままだ』と言われるんだ。もしその言葉通り父を信じるのならば、他の人の意見はさして気にならないよ」

 実の父からゲーム中にトラッシュトークを仕掛けられるというのも奇妙な光景だろう。しかし、自身の能力に満足しないようはっぱをかけてくれている父の存在に、モラントは感謝しているようだ。今シーズンは球団初のファイナル進出、そして優勝が狙える位置だけに、モラントへの期待が高まる。

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