2022.03.28

カリーとオニールが携わった作品『The Queen of Basketball』がアカデミー賞に輝く

カリー(左)とオニール(左)が携わった作品が見事オスカー像を獲得[写真]=Getty Images
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 3月28日(現地時間27日)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)とシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)がエグゼクティブ・プロデューサーを務めた短編ドキュメンタリー『The Queen of Basketball』がアカデミー賞を受賞した。『ESPN』が伝えている。

 作品で焦点が当てられたのは、NBAから正式にドラフトされた初の女性ルシア・ハリス氏。彼女はオリンピック女子バスケットボールで初めて得点を挙げた選手でもあり、1992年にはアフリカ系アメリカ人女性として初となるバスケットボール殿堂入りを果たした。映像は2021年7月に公開され、それから約半年後の2022年1月、彼女は66歳でこの世を去った。

 作品のプロモーターも務めたオニールは、当初ハリス氏のことを全く知らなかったという。しかし、活動を通じて彼女の背景を深く知ることになり、受賞当日には自身のSNSで「きっと彼女も天国で喜んでいるだろう」と、祝福のコメントを投稿した。

 また、カリーは3月初めの試合にて、ハリス氏へ敬意を示した特別カラーのシューズを着用。オニールとカリーの影響もあり、作品はより多くの目に触れることとなった。

 受賞に際して、ベン・プラウドフット監督は「もし、女性アスリートに観客がいるのか疑っている人がいて、彼女たちの物語が貴重なのか、面白いのか、はたまた重要なのかを疑問視している人がいるならば、このアカデミー賞がその答えとなるでしょう」とコメントしている。

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