2022.03.30

総額1億円以上……ドレイクがNBAカード開封でジョーダンのルーキーカードを引き当てる

熱狂的なラプターズファンとして知られるドレイク[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 トロント・ラプターズの熱狂的サポーターとしてNBAでも顔馴染みの世界的ラッパー、ドレイクが、スポーツオークション業界をけん引し、数々のレコードを打ち立ててきた「ゴールディン・オークション」の創業者であるケン・ゴールディンとともにインスタグラムでライブ配信を実施。カード開封企画として「フローレス・バスケットボール」、「フリアー」、「トップス・クローム」を含む豪華全10ケースを開封する様子を配信した。

 カードコレクターやNBAマニアであれば、誰しもが憧れるような夢の開封企画。高揚感を抑えながら視聴者が見守るなか、世界が一目置くドレイクのスター性は、ここでも惜しみなく発揮された。『Complex』によると、このカード開封で2人は総額100万ドル(約1億2000万円)のカードを引き当てることに成功。しかもそのうちの1枚からは、トレーディングカード業界で最も稀少とされるSSS級のカードが飛び出した。

 そのカードが他でもない、1986年の「フリアー」に封入されたマイケル・ジョーダンのルーキーカードだ。今年2月、「ゴールディン・オークション」はバスケットボールの神様を象徴する美しい“AIR”の様子を切り取ったトップレアリティの1枚を、73万8000ドル(約9000万円)という記録的な価格で落札。仮にドレイクが引き当てたカードにも最高ランクの『Gem Mint PSA 10』が与えられれば、それと同額の価値を持つことになる。

 さらに、ドレイクたちは上記の1枚に加え、ジョーダン関連のカードより2枚のレギュラールーキーカードと3枚のルーキーステッカーカードを引くことに成功。今回の開封企画のターゲットは、NBAのシンボルが横に並ぶトリプルロゴマンだったようだが、未開封ボックスに推定20万ドル(2400万円)を費やしたことを考えても、十分すぎる成果を挙げたと言えるだろう。

 なお、ドレイクは4万6000ドル(約560万円)相当の「フローレス・バスケットボール」の未開封ボックスを合計10箱も所有していた模様。まだストックがあることも判明したため、この興奮に取り憑かれたドレイクが新たな企画を実施する日もそう遠くはないかもしれない。

 文=Meiji

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