2022.04.23

右手親指に“激しい痛み”を抱えるエンビード「何が起きたのかさっぱり分からない」

ラプターズとの第3戦でも大活躍を見せたエンビード[写真]=Getty Images
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 イースタン・カンファレンス4位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(51勝31敗)と、5位のトロント・ラプターズ(48勝34敗)によるプレーオフ ファーストラウンドは、ここまで3試合を終えてシクサーズが3戦負けなしとし、シリーズ突破に王手をかけた。

 4月21日(現地時間20日、日付は以下同)に行なわれた第3戦では、延長終盤にジョエル・エンビードが3ポイントを放り込み、シクサーズが敵地で104-101という劇的な勝利を飾った。

 今季平均30.6得点でスコアリングリーダーとなったエンビードは、MVPの最終候補(ファイナリスト)にも名を連ねたビッグマン。第3戦でも33得点13リバウンドの大活躍を見せており、シリーズ平均でも27.7得点13.0リバウンドと、ポストシーズンでも猛威を振るっている。

 そんな中、23日になって『ESPN』はエンビードが右手親指に激しい痛みを抱えており、近いうちに靭帯の損傷がないかどうか、MRI検査を受けるかもしれないと報じた。

 もっとも、エンビードは23日のチーム練習にも参加しており、24日のシリーズ第4戦にも出場する見込み。ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は「彼はいい状態だよ。我々としては、彼の腕や手にはぶつかってほしくないということかな。でも彼なら大丈夫さ」と練習後に語っている。

 第3戦を終えた後、エンビードは「(右手に)何が起きたのかさっぱり分からないんだ。だが痛みを感じ始めていた。捻じれてしまったのかもしれない」と話しており、痛みを感じていたことは事実。エンビードは3試合を終えて計34本のフリースローを獲得しているように、ラプターズが次戦でもこの男をスローダウンすべく、ファウルを駆使してくることは間違いない。

 そうした状況で、エンビードはこれまでと同様に活躍を続けることができるのか。ラプターズは3連敗と追い込まれているだけに、死に物狂いで立ち向かってくることから、第4戦も注目を浴びることだろう。

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