2022.05.12
4月28日(現地時間27日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのシリーズ第5戦で30得点19リバウンド8アシスト2ブロックを残し、最後まで戦い抜いた。
だが試合は第4クォーター終盤にゲイリー・ペイトン2世、ステフィン・カリーが追加点をあげたウォリアーズが102-98で制し、4勝1敗でプレーオフ ファーストラウンド突破となった。
ヨキッチにとって4度目のプレーオフは、両チームトップとなるシリーズ平均31.0得点13.2リバウンドに5.8アシスト1.6スティール1.0ブロック、フィールドゴール成功率57.5パーセントを残すも、自身初となる1回戦敗退に。
とはいえ、第2の得点源ジャマール・マレーが全休、3番手のマイケル・ポーターJr.が9試合のみの出場に終わるなか、ナゲッツはヨキッチを中心とした布陣でウェスタン・カンファレンス6位の48勝34敗を残し、4シーズン連続でプレーオフへと駒を進めたのだから、十分合格点を与えられるシーズンだったと言っていい。
「この男は戦士だ。ある人たちがニコラ・ヨキッチを非難しようとしていることが私には理解できない。彼はパーフェクトか? そうは言わない。だが闘争心があり、一貫している。戦士を具現化したような男なんだ。彼は多方面でゲームにインパクトを与えることができる。申し分ないシーズンだった。彼が再びMVPを勝ち取ることができるといいね。彼には当然、その権利があると思う」。
マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は攻防両面で大活躍したヨキッチを称え、2シーズン連続のMVP受賞を望んだ。ナゲッツの大黒柱は、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)と共にMVPのファイナリストに入っており、今季もMVPを獲得する可能性が残されている。
また、今夏はヨキッチがナゲッツとスーパーマックス契約を結ぶ資格を手にする時期でもある。在籍7シーズン目を終えた27歳の万能型ビッグマンは、来季終了後に契約が満了するのだが、5年で約2億5400万ドル(約330億2000万円)という超巨額な延長契約を結ぶことができる。
「もちろん、そうしたいね。でもそれは自分で決断することではない。(チーム側が)オファーを検討してくれているなら、もちろん受け入れるよ。僕は本当にこの組織が大好きだし、ここで働く人たちのことも大好きなんだ。それにこのチームのオーナーからエキップメント・マネージャーまで、皆と仲がいいからね」。
ヨキッチはスーパーマックス契約について好意的な反応を示しており、チーム側が提示すれば首を縦に振ることが濃厚。ナゲッツはすでにマレー、ポーターJr.とマックス額の延長契約を結んでいるとはいえ、ヨキッチはこのチームの根幹なだけに、今夏に超高額な延長契約を締結するのではないだろうか。
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