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5月9日。2021-22レギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)に、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが選ばれたと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。
同メディアによると、リーグ側からの正式発表は今週中にされる見込みで、ヨキッチはNBA史上13人目となる2シーズン連続のMVP、複数回のMVPを獲得した同17人目の選手となる。
キャリア7シーズン目の今季、セルビア出身のビッグマン(211センチ128キロ)は、いずれもチームトップとなる平均33.5分27.1得点13.8リバウンド7.9アシスト1.5スティール0.9ブロックにフィールドゴール成功率58.3パーセントをマーク。
14年のドラフト2巡目全体41位指名でナゲッツへ入団した万能型センターは、今季74試合の出場で2004得点、1019リバウンド、584アシストを残し、1シーズンで2000得点、1000リバウンド、500アシスト以上というNBA史上初の大台もクリア。『StatMuse』によると、レギュラーシーズンで平均25.0得点13.0リバウンド6.0アシスト以上を残した選手はヨキッチが史上初だという。
また、ヨキッチは平均得点(リーグ6位)、平均リバウンド(同2位)、平均アシスト(同8位)、フィールドゴール成功率(同8位)と、4つの部門でリーグトップ10入りしており、ここ50シーズンで初の快挙も成し遂げている。
プレーオフではゴールデンステイト・ウォリアーズに1勝4敗で敗れたことで、ヨキッチは初のファーストラウンド敗退を喫したものの、自身はシリーズ平均31.0得点13.2リバウンド5.8アシスト1.6スティール1.0ブロックにフィールドゴール成功率57.5パーセントというすばらしい成績を残してナゲッツを最後まで引っ張った。
今季のMVP最終候補には外国籍出身選手としてNBA史上初の得点王となったジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/カメルーン出身)、昨季ファイナルMVPを獲得したヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)とヨキッチが発表されていたのだが、今季の多方面における大活躍を考慮すれば、ヨキッチのMVP受賞を真っ向から否定する者はいないはずだ。
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