2022.05.02

シクサーズの大黒柱ジョエル・エンビードがヒートとのシリーズ途中で復帰可能か?

エンビードに復帰の可能性が浮上[写真]=Getty Images
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 4月30日(現地時間29日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズジョエル・エンビードが右眼窩骨折と軽度の脳震盪のため無期限の離脱と報じられた。

 マイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス・セミファイナルが5月3日に幕を開けるのだが、エンビードはチームには帯同せず、初戦と5日の第2戦は脳震盪のプロトコルにより欠場が濃厚。

 もっとも、今季MVPの最終候補に入ったビッグマンは、5日の再検査をクリアすれば、ホームで開催される7日の第3戦あるいは9日の第4戦で保護マスクを着用して復帰できるかもしれないと『ESPN』が2日に報じた。

 レギュラーシーズンでリーグトップの平均30.6得点に11.7リバウンド4.2アシスト1.1スティール1.5ブロックを残したエンビードは、トロント・ラプターズとのプレーオフ1回戦でも平均26.2得点11.3リバウンドを残しており、この男がシリーズ途中に復帰できればシクサーズにとって心強いに違いない。

 シクサーズはジェームズ・ハーデンタイリース・マクシートバイアス・ハリスダニー・グリーンという先発陣はそのままに、エンビード不在の間はベテランのディアンドレ・ジョーダンポール・ミルサップ、若手のポール・リードとチャールズ・バッシーを起用していくこととなる。

 1日のチーム練習後、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は「我々は4人とも必要としている。マイアミはクレバーなんだ。彼らはファウルを誘発してしまう。その点が心配なんだ。それにフリースローもうまい。だからシリーズ全体で、ペナルティ(エリア/フリースローライン)に立たせたくない。それに、(4人のうち)何人かがファウルトラブルに陥ってしまうかもしれないからだ」と話していた。

 ヒートはエンビードというリムプロテクター不在のシクサーズに対し、ジミー・バトラーバム・アデバヨカイル・ラウリー(初戦は欠場)らがペイントエリアを果敢に攻め立ててくることだろう。

 はたして、両チームによるシリーズ初戦はどんな展開となるのか。引き続き、注目していきたい。

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