2022.07.19
5月14日(現地時間13日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズのバスケットボール運営部門代表を務めるダリル・モーリーが2021-22シーズン終了会見を行なった。
シクサーズはレギュラーシーズンをイースタン・カンファレンス4位の51勝31敗で終え、5年連続でプレーオフへ進出。ファーストラウンドではトロント・ラプターズを4勝2敗で下し、マイアミ・ヒートとのカンファレンス・セミファイナルへ。
だが大黒柱のジョエル・エンビードが右眼窩骨折と軽度の脳震盪により最初の2試合を欠場。第3戦から復帰し、シクサーズは2連勝を飾ってシリーズを2勝2敗の五分に戻すも、翌第5戦から連敗を喫してプレーオフから姿を消した。
モーリーは、今季で就任2シーズン目を終えたドック・リバースHC(ヘッドコーチ)を来季も続投させる意向であることを話していた。
「私は彼のことをすばらしいコーチだと思っている。私は彼とやっていくのが大好きで、彼から学べることもあると感じている。エルトン(ブランド/ゼネラルマネージャー)と私、そして彼は最高のチームだと思っている。この旅路を楽しみにしている」。
リバースHCはオーランド・マジック、ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・クリッパーズ、シクサーズで約23シーズン指揮を執り、セルティックスでは08年に優勝、10年にもイーストを制してNBAファイナルへ進出。だがセルティックス時代の12年を最後に、カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がることができておらず、シクサーズでは2年連続でイースト準決勝敗退となった。
それでも、モーリーは「我々はタイトルを勝ち取るというすばらしいチャンスがある位置へと進めると感じている」と自信をのぞかせていた。
また、来季契約がプレーヤーオプションで、それを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができるジェームズ・ハーデンについても「我々の計画は、彼を呼び戻すこと。トレード(で獲得)してから、ずっとそのプランだ。もちろん、我々は彼の代理人と話し合っていかなければならないがね」と話しており、もしFAとなっても再契約したい旨を明かしている。
NBAのプレーオフはカンファレンス・セミファイナル終盤の段階であり、ここからカンファレンス・ファイナル、NBAファイナルが開催されるため、ドラフトとFA戦線は6月後半からとなる。
はたして、モーリーとブランドGMは来季に向けてどんなロースターを形成していくのか。今後の動向にも注目していきたい。
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