2022.05.26

0勝3敗の窮地からウォリアーズに一矢報いたドンチッチ「今でも勝てると信じている」

ウォリアーズからシリーズ初勝利を奪ったマブスのドンチッチ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 5月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行なわれたウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦で、ダラス・マーベリックスは119-109でゴールデンステイト・ウォリアーズを下し、シリーズ初勝利を手にした。

 これまでのプレーオフで、0勝3敗から4連勝でシリーズを制したチームは皆無。実に146チームが窮地に陥ってから巻き返しを狙うも、いずれもこの大逆転を成し遂げることができていない。

 それでも、この試合でいずれもゲームハイとなる30得点14リバウンド9アシストを残したルカ・ドンチッチは決して諦めてはいなかった。

「僕が言いたいのは、僕らは今でも勝てると信じているということ。スウィープされようとそうでなかろうと、最終的に負けは負けなんだ。この際、僕らが何勝しようと関係ない。1試合ごとにやっていかなきゃいけない。最後まで僕らは信じてやっていく」。

 この試合、マブスではドンチッチのほかにドリアン・フィニー・スミスが23得点6リバウンド、レジー・ブロックが18得点、ジェイレン・ブランソンが15得点5リバウンド5アシスト、マキシ・クリーバーが13得点8リバウンド3ブロック、スペンサー・ディンウィディーが10得点8アシスト。

 3連敗で絶体絶命に追い込まれながら、マブスは6選手が2ケタ得点を残し、チーム全体で3ポイントを43本放って20本も成功。46.5パーセントという高い成功率を残してみせた。

 マブスはカンファレンス・セミファイナルで0勝2敗から最終第7戦の末に4勝3敗でフェニックス・サンズを撃破しており、敵地で迎えた最終戦で33点差(123-90)のブロウアウトを見せたチーム。アウェイで迎えたシリーズ第7戦で、ここまでの大差をつけて相手をねじ伏せたのは1948年以来ということを考えると、マブスの底力を決して侮ってはならない。

 27日に行なわれるシリーズ第5戦の会場は、今プレーオフでここまでウォリアーズが8戦無敗を誇るホームのチェイス・センター。「僕は試合に勝ちたいだけ。それだけさ。まだまだやらなきゃいけないことがある。あと3勝しなきゃいけない」と語ったドンチッチ擁するマブスは連勝することができるのか。両チームによるNBAファイナル進出をかけたシリーズは必見だ。

ルカ・ドンチッチの関連記事