2022.06.08
今年のプレーオフで、ウェスタン・カンファレンスを勝ち上がったゴールデンステイト・ウォリアーズは、3年ぶりのNBAファイナルへと駒を進めた。
6月3日(現地時間2日)にホームのチェイス・センターで幕を開ける今年の頂上決戦で、ウォリアーズはフランチャイズ史上7度目の王座獲得をかけて戦うこととなる。
そしてダラス・マーベリックスとのウェスト決勝でシリーズ平均23.8得点6.6リバウンド7.4アシストを残し、今年から新設されたウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPを獲得したステフィン・カリーは、通算8度のプレーオフでここまでシリーズ戦績は圧巻の21勝4敗。84.0パーセントという驚異的な勝率を残している。
『Stathead』によると、この数字はマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)、ラリー・バード(元ボストン・セルティックス)といった歴代のスーパースターたちをも上回るという。
カリーは2013年にプレーオフデビューを飾り、その年はカンファレンス・セミファイナルでサンアントニオ・スパーズに敗退、翌14年はロサンゼルス・クリッパーズに第7戦の末にファーストラウンド敗退を喫していた。
だが15年から19年にかけて5年連続でウェストを制してNBAファイナルへ進出し、そのうち15、17、18年に優勝。20、21年こそプレーオフ進出を逃しているものの、3年ぶりに出場した今年のプレーオフで再びファイナルへと返り咲いた。
そんなカリーが記録するプレーオフ戦績は89勝39敗(勝率69.5パーセント)。同メディアによると、レギュラーシーズンでMVPに輝いた経験を持つ選手たちの中で歴代最高となっている(対象は50試合以上に出場した選手たち)。
次点がマジックで勝率67.4パーセント、続いてジョーダンの勝率66.5パーセント、レブロンが勝率65.4パーセントとなっていることからも、カリーがどれほど高い勝率を残しているかが分かる。
ここまでに挙げてきた選手たちはいずれも複数回の優勝経験を持つものの、彼らにあってカリーにないもの、それはファイナルMVPだ。ウォリアーズがもし今年のファイナルを制することができれば、カリーの功績に新たな勲章が加わる可能性は十分あると言えるだろう。
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