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NBA史上最強の重戦車、シャキール・オニール(元オーランド・マジックほか)の息子、シャリーフ・オニール(ルイジアナ州立大学)が、2022年のNBAドラフトの参加資格を獲得したようだ。
心臓疾患を乗り越えて、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ進学したシャリーフ。しかし、同校では自身が望むような活躍と出場時間の確保ができず、父の母校であるLSUへと転校。だが、2020-21シーズンからの2年間もケガに悩まされ、その才能は花開くことなく、“一難去ってまた一難”という状況から逸脱できずにいた。
シャリーフは、NBAドラフトの辞退者リストに名前が入り、来シーズンも大学で過ごすものと思われていた。しかし、『The Athletic』の記者シャムズ・シャラニアによると、その後にこの登録が誤りであることが発覚し、リーグは各チームにシャックジュニアのドラフト名簿入りを通達したという。
LSU junior Shareef O'Neal – son of Hall of Famer Shaquille O'Neal – is now eligible to be selected in the 2022 NBA draft, the league informed teams. A prior list of withdrawals mistakenly included O'Neal. The 6-foot-10 prospect stays in Draft and has upcoming team workouts.
— Shams Charania (@ShamsCharania) June 6, 2022
ロサンゼルス出身の22歳は、今シーズン14試合に出場し、平均2.9得点、2.1リバウンドを記録。この低調なスタッツから、207センチのウイングは2巡目30位までに名前がコールされることはないと見込まれている。
それでも、シャリーフに期待を抱く関係者は少なくない。同選手は大学進学前、高校生プレーヤー番付の「ESPN100」で32位、「Rivals」で40位にランクイン。巨漢の父からは想像もできないほどシャープな体格を持ち、バネのある跳躍力とタッチの良さを活かしたリム周りでの印象的な活躍が高く評価されている。5月中旬に開催されたNBA Gリーグのエリートキャンプでは、2回目のスクリメージで11得点、10リバウンド、3アシストをマークし、ライバルたちがしのぎを削る中で秘めたポテンシャルを見せつけた。
シャリーフは今後、ドラフトに向けて各球団のワークアウトに参加する予定だ。もし、そこでも自身の価値を証明することができれば、7月上旬より開催されるサマーリーグのロスターに組み込まれるだろう。
数々の困難を乗り越えてきた苦労人だけに、シャリーフの活躍を期待するファンは少なくない。果たして、シャックの息子は来季、トップリーグのジャージに袖を通しているのだろうか。
文=Meiji
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