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7月26日(現地時間25日、日付は以下同)。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が、ラシード・ウォーレス(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)はロサンゼルス・レイカーズのコーチングスタッフへ加わらないだろうと報じた。
ウォーレスは現役時代にブレイザーズやデトロイト・ピストンズなど計6チームへ所属し、16シーズンをプレーしてきた208センチ102キロのビッグマン。
2004年2月に3チーム間トレードでピストンズへ加入すると、チャウンシー・ビラップスやリチャード・ハミルトン、ベン・ウォーレス(いずれも元ピストンズほか)らと共に同年のNBAチャンピオンに大きく貢献。
今夏ミルウォーキー・バックスのアシスタントコーチ(AC)からレイカーズの指揮官へ就任したダービン・ハム(元バックスほか)は当時のチームメートで、レイカーズで両者がコーチとして共闘することが予想されていただけに、意外な結果になったと言えるだろう。
ウォーレスは13-14シーズンに古巣ピストンズでACを務めたほか、昨季は一時メンフィス大学のACとして、指揮官のアンファニー“ペニー”ハーダウェイ(元オーランド・マジックほか)の下、NBAのHC経験豊富なラリー・ブラウンと共にACを務めてきたのだが、現在は無所属に。
現役時代に何度も対戦し、09-10シーズンにはボストン・セルティックスでチームメートとしてNBAファイナルを経験してきたケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)は、6月12日に『SHOWTIME Basketball』の番組「KG Certified」でかつての好敵手についてこう話していた。
「シード・ウォーレスがビッグ・ハムと一緒にベンチに入る。それはレイカーにとって最高なことだと俺は思うね。アンソニー・デイビスには彼の持つ影響力が必要だからだ。いいかい。ラシード・ウォーレスは俺たちのリーグでもベストなパワーフォワードの1人なんだ。彼には豊富な知識が備わっている。その知識をまだ世界へシェアしていないのさ」。
ガーネットとウォーレスは何度か語り合ってきた仲で、ビッグマンとして攻防両面で豊富な知識があることから、レイカーズのデイビスの成長を助けることができると見ていたようだ。
だが今回の報道で、ウォーレスのレイカーズ入りは破談になったと言っていい。ウォーレスは再びメンフィス大へ戻るのか、それとも新たなチームでコーチを続けていくのか。今後の展開に注目していきたい。
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