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4月22日(現地時間21日、日付は以下同)に行われたクリス・ブルサード、ロブ・パーカーとのポッドキャスト インタビューに、シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が出演した。
通算6度のNBAファイナル出場経験を持つシャックは、2000年から02年にかけてコービー・ブライアント(元レイカーズ)らと共にレイカーズで3連覇を達成。06年にはドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)らと共にヒートで4度目のチャンピオンシップを獲得してきたレジェンド。
その一方で、オーランド・マジック在籍時の1995年にはヒューストン・ロケッツに4連敗、04年の頂上決戦ではデトロイト・ピストンズの前に1勝4敗で敗れている。そのポッドキャストの中で、シャックは04年のファイナルについて「あのシリーズで俺たちが勝たなければ、俺は出ていくことになると言われていた」と告白。
この発言に、ブルサードが「それはファイナルが始まる前に言われていたのか」と聞くと、シャックはこう続けた。
「そうだ。誰かがオフィスに来て、『なぁ、もし君がこのシリーズに勝てなければ、彼ら(レイカーズのフロント陣)は変化を加えることになる』と言ったんだ。だから、俺たちが負けたら、その時は何かが起こると分かってた」。
シャックはピストンズとのファイナルでシリーズベストの平均26.6得点に10.8リバウンド1.6アシスト、フィールドゴール成功率63.1パーセントを記録するも、レイカーズは第2戦でコービーが延長に持ち込む3ポイント、ルーク・ウォルトン(現サクラメント・キングス ヘッドコーチ)の活躍で一矢報いるも、ピストンズが誇る鉄壁のディフェンスとバランスのいいオフェンスをガードしきれずに早期敗退。
ピストンズにはベン・ウォーレス、ラシード・ウォーレス(共に元ピストンズほか)に加え、エルデン・キャンベル(元レイカーズほか)という1対1でシャックと真っ向勝負できるビッグマンが複数おり、シャックに得点を許してもほかの選手たちに得点させないディフェンスを展開。
コービーはテイショーン・プリンス(元ピストンズほか)を中心とするディフェンス陣の前にフィールドゴール成功率38.1パーセントと不発に終わり、シリーズ平均のフィールドゴール成功率で、シャック以外に40パーセントを上回ったのはリック・フォックス(元レイカーズほか)のみ。そのフォックスも7投中4本(成功率57.1パーセント)を決めただけで、3連覇時代ほどのインパクトを与えるほどではなかった。
シリーズ終了後、シャックが「この夏は面白くなる」と言い残したのは、自身がトレードされると確信していた背景があったのだろう。事実、04年夏にシャックはヒートへトレードされ、レイカーズを離れることとなった。
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