2022.07.30

ウォリアーズ在籍13季目を終えたステフィン・カリー「僕はこれからも離れたくない」

今後のキャリアについて語ったカリー[写真]=Getty Images
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 7月28日(現地時間27日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズステフィン・カリーがMLBオークランド・アスレチックスとヒューストン・アストロズの試合で始球式に登場した。

 その後カリーは実況と解説のいる放送席で自身のキャリアについて「僕は13年目を終えたばかり。自分のキャリアすべてを1つのチームでプレーできていると言える。それにここ(ベイエリア)がどれほど特別なのかも言えるよ」と話していた。

 昨季4度目の優勝を飾り、自身初のファイナルMVPを手にしたスーパースターは、ウォリアーズ一筋で在籍13シーズン目を終えた。現役でオールスター選出経験がある選手たちのなかで最も長い期間を1つのチームに所属しているカリーは、おそらく現役で最もフランチャイズプレーヤーという称号がふさわしい選手。

 今季で創設77シーズン目を迎えるウォリアーズにおいて、カリーは通算7度のうち4度の優勝に主軸として貢献しているほか、レギュラーシーズンにおける出場試合数(826)、2万64得点、5388アシスト、1367スティールなど複数の部門で球団最多記録を保持しており、すでにウォリアーズという球団を代表する選手となっている。

 34歳のカリーは現行契約が2025-26シーズンまで残っているのだが、今後のキャリアについて放送席でこう話していた。

「正直な話、僕はこれからも離れたくない。ここ(ベイエリア)を正真正銘のホームにしたいんだ。バスケットボール選手としての生活を終えた時のことを考えても、僕らには依然としてここにルーツが残るだろうね。僕らは今でもここで人目を引く存在だから、これからもここをホームと呼ぶことになるんじゃないかな」。

 NBAでもトップレベルを維持するカリーは、依然としてリーグ最高級の実力者であり絶大な人気を誇っている。世界のスポーツ全体へ目を向けてみても、アスリート長者番付でレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)と共にトップ10に名を連ねる選手であり、その影響力は計りしれない。

 新陳代謝の激しいNBAというリーグで、ドラフト指名されたチームに13シーズンも所属していること自体がレアケースなのだが、引退後の殿堂入りが確実なスーパースターがこのままウォリアーズで現役を終えることとなれば、ベイエリアへ永遠に名を残すアスリートとなるはずだ。

 とはいえ、カリーのキャリアはまだまだ続く。このチームでどこまで勝利を積み重ねていくことができるのか。そしてさらにチャンピオンシップを勝ち取ることができるのか。3ポイントでバスケットボール界に革命をもたらしたゲームチェンジャー(変革者)のさらなる活躍から目が離せない。

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