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7月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、マックス額の延長契約を欲していると『The Athletic』が報じた。
昨季ウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンという生え抜きのビッグ3を中心とした布陣で4度目の王座を獲得。カリーが在籍13シーズン、トンプソンが同11シーズン、グリーンが同10シーズンと、新陳代謝が激しい現代NBAで非常に珍しいケースとして大きな成功を収めている。
もっとも、現行契約ではカリーが2025-26シーズンまでで、トンプソンが23-24シーズンまで、グリーンは来季契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となることが可能。
同メディアによると、グリーン側は4年1億3840万ドル(約185億4560万円)というマックス額の延長契約にふさわしいと信じているものの、ウォリアーズ側はマックス額の延長契約を提示するプランはないという。
8月4日以降に延長契約を締結する資格を手にするグリーン。ウォリアーズではプレーメイカー役を務め、ディフェンスでは複数のポジションをガードしつつ、ディフェンシブ・アンカーとなって相手チームの得点を封じる重要な選手なのは間違いない。
ただ、ウォリアーズは先日ジョー・レイコブ オーナーがラグジュアリータックス(贅沢税)のシステムについて「非常に不公平」と発言してリーグから罰金処分を課されるほど年俸総額が跳ね上がっている。
さらに今オフは来夏に制限なしFAとなるアンドリュー・ウィギンズ、制限付きFAになるジョーダン・プールとの延長契約が控えていることもあり、この2人をキープすることにフォーカスしているのかもしれない。
とはいえ、グリーンはカリーにとってベストなパートナーであり、ウォリアーズが誇るヴォーカルリーダーでもある。もしこの男が今季終了後に見返りなしで退団となれば、ここ8年間で4度のNBAチャンピオンとなったウォリアーズにとって大打撃となることは確実。
はたして、ウォリアーズのビッグ3は今季で終焉となるのか。今後も覇権争いへ参戦するチーム力を保持するためにはグリーンの存在は不可欠なだけに、契約総額を下げてインセンティブをつけるなどして、残留させる方法を見つけ出してほしいところだ。
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