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7月22日(現地時間21日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)のインタビューが『NBA.com』へ掲載された。
マイヤーズは14年間に渡ってNBA選手たちの代理人を務めたあと、2011年4月にウォリアーズのアシスタントGM兼バスケットボール部門のバイスプレジデントへ就任。翌12年4月にGMへ昇格し、現在はバスケットボール部門代表も兼任する敏腕GMである。
ウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンというドラフト指名した生え抜きのビッグ3を中心とした布陣を形成。14-15シーズンにスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が就任すると、15年から19年にかけて5年連続でウェスタン・カンファレンスを制覇。
NBAファイナルでは15、17、18年に制して3度の優勝を飾り、昨季(21-22シーズン)は3年ぶりにプレーオフ返り咲きを果たし、見事勝ち抜いて4年ぶりの覇権奪回に成功。ここ10年間で最も成功を収めているフランチャイズと言えるだろう。
今夏のフリーエージェント(FA)戦線で、昨季王者はオットー・ポーターJr.がトロント・ラプターズ、ゲイリー・ペイトン二世がポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍するなど、複数の優勝メンバーが移籍。
それでも、このチームにはカリー、トンプソン、グリーンに加えてアンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プール、ジョナサン・クミンガ、ジェームズ・ワイズマン、モーゼス・ムーディーが契約下にいる。さらに先発センターのケボン・ルーニーとは再契約を結び、FAのドンテ・ディビンチェンゾ、オクラホマシティ・サンダーとの契約バイアウトが成立したジャマイカル・グリーンの加入が報じられており、依然としてリーグ最高級の豪華戦力を有している。
17、18年の2連覇に大きく貢献し、ファイナルMVPを獲得したケビン・デュラントが、今夏ブルックリン・ネッツヘトレードを要求して古巣ウォリアーズも移籍先候補の1つに挙がっている。
だが昨季デュラント抜きに見事NBAの頂点に達したことで、マイヤーズGMは「私はこのチームが好きなんだ。それに我々はすばらしい位置にいる。私は彼らへまた優勝するチャンスを与えてあげたい」と話していた。
今季開幕に向けて、ウォリアーズはあと数名と契約を結んでロースターを形成していくことになるのだが、主力を務める選手たちはすでに固まっており、あとはこのチームを補完できる選手、チームのシステムにフィットする選手を厳選して加えていくことで、覇権争いへ参戦することは十二分に可能だろう。
「我々は優勝したメンバーの大半をキープできたが、選手たちが健康体を維持していく必要がある。昨シーズンにそれができたとは思わないが、我々はやり遂げた。何が起こるかはそのうち分かるでしょう」。
マイヤーズGMも今オフの補強についてある程度の手ごたえを感じているはず。チャンピオンシップ獲得までの道のりは、レギュラーシーズンとプレーオフを含めると、約8か月間に及ぶ長丁場だけに、この先どんなことが襲い掛かってくるかは誰にも分からないものの、ウォリアーズが2連覇を狙える布陣をそろえたことは間違いない。
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