2022.12.20

古巣ジャズで永久欠番入りする可能性をミッチェルが語る「十分にやったとは思ってない」

今季からキャブズでプレーするミッチェル[写真]=Getty Images
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ジャズでミッチェルを上回る平均得点を残した3選手は永久欠番入り
だが本人は「僕は自分自身に高い基準を設けている」と発言

 12月20日(現地時間19日、日付は以下同)。クリーブランド・キャバリアーズがホームのロケットモーゲージ・フィールドハウスでユタ・ジャズを迎え、122-99で撃破して4連勝を飾った。

 両チームは9月に大型トレードを断行。オールスターガードのドノバン・ミッチェルがジャズからキャブズへ移籍。その見返りとして、ジャズはキャブズからラウリ・マルッカネンコリン・セクストン、オチャイ・アバジ、さらには複数のドラフト指名権を獲得していた。

 この試合を迎える前の時点で、キャブズはイースタン・カンファレンス3位の20勝11敗、ジャズはウェスタン・カンファレンス8位の17勝15敗。一時はウェスト首位に立っていたジャズは、ウェスト中位へ順位を落としたとはいえ、ここまで大健闘を見せていると言っていい。

 ただ、この試合ではミッチェルが23得点、シェド・オスマンが22得点、ジャレット・アレンが20得点11リバウンド3ブロック、ダリアス・ガーランドが17得点8アシストを残すなど、計7選手が2ケタ得点をマーク。

 それでも、ジャズではマルッカネンがゲームハイの24得点に6リバウンド2スティール、ジョーダン・クラークソンが23得点を残した。

 キャブズは来年1月11日に敵地ビビント・アリーナへ乗り込み、ジャズと対戦する。ミッチェルにとっては、昨シーズンまで5シーズン在籍した古巣へ凱旋することとなる。

 ミッチェルは5シーズンすべてでプレーオフへ進出しており、キャリア平均28.3得点はNBA歴代7位。在籍期間こそ短かったとはいえ、レギュラーシーズンにおいてもフランチャイズ史上4位の平均23.9得点を残してきた。

昨シーズンまでジャズでトップスコアラーとして活躍してきたミッチェル[写真]=Getty Images

 20日に『Andscape』へ公開された記事のなかで、ジャズで着用していた背番号45が永久欠番になる可能性についてこう口にしていた。

「十分にやったとは思ってない。僕は自分自身に高い基準を設けている。今、誰かがそれにふさわしいと感じているかもしれない。そうなれば間違いなく僕はハッピーだし、永遠に感謝して、光栄かつありがたく思うだろうね。でも5年間で僕の背番号がカールやジョン(ストックトン)、ピストルピート、ダレル・グリフィスと一緒に掲げられるには十分だとは思えないね」

 今シーズンで創設49シーズン目を迎えたジャズで、選手として永久欠番になったのは7人のみ。エイドリアン・ダントリー(4番)、“ピストルピート”ことピート・マラビッチ(7番)、ジョン・ストックトン(12番)、ジェフ・ホーナセック(14番)、カール・マローン(32番)、ダレル・グリフィス(35番)、マーク・イートン(53番)と、レジェンドやフランチャイズの功労者たちが名を連ねている。

 ジャズという球団において、平均得点でミッチェルを上回っているダントリー(29.6)、マローン(25.4)、マラビッチ(25.2)はいずれも永久欠番入りしているため、その可能性は決してゼロではないはずだ。

 ただ、もしミッチェルが永久欠番の仲間入りを果たすとしても、それはあくまで現役引退後となる。まずは対戦相手として凱旋するジャズとのアウェーゲームに注目したいところだ。

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