2023.01.09

右ヒザを痛め退場したデュラント…アービングは「言い訳をする時間はない」とチームを鼓舞

ヒート戦で右ヒザを負傷したデュラント/写真は現地1月4日のブルズ戦のもの[写真]=Getty Images
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 1月9日(現地時間8日)、NBAのレギュラーシーズンが行われ、渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツはマイアミ・ヒートとアウェーで対戦。この試合では、エースのケビン・デュラントが右ヒザを負傷するアクシデントが発生した。

 第3クォーター終盤、ドライブを仕掛けたヒートのジミー・バトラーはシュートブロックを受け、デュラントの足に倒れ込むこととなる。この接触により右ヒザを痛めたデュラントは、ロッカールームに下がると、そのまま戦線を離脱した。

 ネッツのジャック・ボーンヘッドコーチによると、デュラントは翌日の10日(現地9日)にMRI検査を受ける予定だと、現地メディアの『ESPN』が伝えた。過去にもデュラントはMCL(ヒザ内側側副靱帯)を捻挫し、2017年に1カ月以上の欠場。さらに、昨シーズンにも左ヒザのMCLを負傷し、リハビリのために1カ月半以上を欠場しており、今回のケガがどれほど深刻かはまだ不明だが、長期離脱になる可能性も考えられる。

 デュラントとともにネッツをけん引するカイリー・アービングは、試合後に「僕たちのチームの最大の強みは、ベンチから誰がラインナップに入っても、互いに助け合ってプレーできることだ」と選手層の厚さについて語ると、「彼が不在でも、言い訳をする時間はない。ただ前進し続けるのみだ」とチームのリーダーとして力強い姿勢を示した。

 また、チームメートのジョー・ハリスは「彼はオフェンスだけでなく、ディフェンス面でもエリートプレーヤーだ。いつも相手のエース級の選手を守っているため、(もし欠場するなら)僕らにとって大きな打撃となる」とコメント。それでも、ほかの選手たちがステップアップし、デュラントの穴を埋めることが大事だと語った。

 直近20試合のうち18勝と調子を大きく上げていたネッツ。MVP級の活躍をしていたデュラントがもし長期離脱するとなればかなりの痛手だが、ネッツはヒート戦でも試合残り3.2秒にロイス・オニールが逆転のシュートをねじ込み、大きな勝利を手にしている。渡邊を含めたベンチメンバーが存在感を増すことができれば、このピンチも乗り越えることができるはずだ。

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