2022.12.31

10連勝と絶好調のネッツ、デュラントは「俺たちにはジャックが教えてくれた信念がある」

今季序盤と現在の違いについて語ったデュラント[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 今シーズンのブルックリン・ネッツは、開幕7戦で2勝5敗と出遅れ、スティーブ・ナッシュ前HC(ヘッドコーチ)と決別し、ジャック・ボーンAC(アシスタントコーチ)が暫定HCから正式に指揮官へ昇格。

 選手たちのケガやカイリー・アービングの出場停止処分など、シーズン序盤で大きく揺れたネッツだったが、ケビン・デュラントを中心とした布陣はそこから見事に挽回してみせた。

 12月29日(現地時間28日、日付は以下同)にはアトランタ・ホークスに108-107で競り勝ち、現在はリーグ最長の10連勝、ここ15戦で14勝1敗とまさに絶好調。ホークス戦後、デュラントはシーズン始めと現在の違いについてこう話していた。

「ゲームプランどおりにやってうまくいくと、毎日俺たちがやっていることをますます信じ始めるものなんだ。シーズンのスタート時点で、俺たちにはアイデンティティがなかった気がする。で、この数週間でそれを分かり始めたんだ」

「どの試合でもこの型と構造をやり通して臨めば、試合中にどんなことが起ころうと、俺たちは大丈夫だと思えてくるものなんだ。アップ&ダウンや大差をつけられたり、大量リードをしたりリードを失っても、フロアに足を踏み入れたら毎回自分たちがやりたいことを理解している。俺たちにはジャックが教えてくれた信念がある」

 ボーンHCの下で息を吹き返したネッツは、シーズン序盤こそイースタン・カンファレンス下位に沈んでいたものの、31日の時点でイースト2位の23勝12敗と、プレーオフ進出圏内どころかイースト首位も狙える位置にまで躍進。

 このチームで平均2ケタ得点を残しているのは同29.9得点6.9リバウンド5.4アシスト1.5ブロックのデュラント、同26.1得点4.9リバウンド4.7アシストのカイリー、同11.9得点8.5リバウンド2.4ブロックのニコラス・クラクストンのみながら、この3選手は高確率でショットを沈めている。

 その周囲をベン・シモンズTJ・ウォーレンロイス・オニールジョー・ハリスセス・カリー渡邊雄太といった有能な選手たちが固めており、30日を終えた時点でフィールドゴール成功率51.0パーセント、3ポイントシュート成功率39.0パーセントでいずれもリーグトップ、フリースロー成功率80.1パーセントでもリーグ6位と、高精度なショットが光る。

 オフェンシブ・レーティングはリーグ6位の115.8、ディフェンシブ・レーティングでもリーグ9位の112.7を誇っており、平均6.8ブロックは堂々リーグトップと、攻防両面でバランスのとれたチームとなっている。そんなネッツは、1月1日にシャーロット・ホーネッツとのアウェーゲームへ臨む。

ケビン・デュラントの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO