2022.12.22

王者相手に前半でNBA史上3位の高得点を残したネッツのKD「誰がフロアにいようと…」

ウォリアーズに圧勝したネッツ[写真]=Getty Images
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 12月22日(現地時間21日、日付は以下同)にバークレイズ・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとブルックリン・ネッツによる一戦は、ホームのネッツが最大44点差をつける一方的な展開となり、最終スコア143-113で昨シーズンの王者相手に圧勝した。

 ウォリアーズではジェームズ・ワイズマンがキャリアハイの30得点をマーク。さらにモーゼス・ムーディーが17得点を残すなど、計5選手が2ケタ得点を奪うも、ステフィン・カリーアンドリュー・ウィギンズクレイ・トンプソンが欠場し、大幅な戦力ダウンは否めず。

 一方のネッツは、今シーズン平均26.1得点4.8リバウンド4.5アシスト1.0ブロックを誇るカイリー・アービングが右ふくらはぎの張りにより欠場も、序盤から面白いようにショットが決まっていった。

「相手はウォリアーズなんだ。誰がフロアにいようと関係なく、いつも彼らのことをリスペクトしている。あのチームにはチャンピオンシップを制したシステムがあり、優勝経験のある選手たちがいる」

 KDことケビン・デュラントは、かつて3シーズン在籍して2度の優勝とファイナルMVPを手にした古巣について試合後にそう語った。ネッツのトップスコアラーは試合開始から攻め立て、前半だけでフィールドゴール成功率88.9パーセント(8/9)、3ポイントシュート成功率100.0パーセント(1/1)、フリースロー4本すべてを決めて21得点に4アシスト3スティールと爆発。

 そしてこの日のネッツはチーム全体でもショットが決まり、なんと前半だけで91得点を残し、ウォリアーズ相手に40点差(91-51)をつけた。ネッツはフィールドゴール成功率71.4パーセント(35/49)、3ポイントシュート成功率68.4パーセント(13/19)、フリースロー成功率80.0パーセント(8/10)で25アシストをマークしている。

 試合全体でもデュラントの23得点7リバウンド5アシスト4スティールを筆頭に、エドモンド・サムナーが16得点、ロイス・オニールが14得点2ブロック、パティ・ミルズが13得点3アシストをマークするなど、計9選手が2ケタ得点。これはフランチャイズ史上最多タイとなった。

 だがなんと言っても特筆すべきは、前半だけで記録した91得点だろう。これは前半の得点としては1990年11月11日にフェニックス・サンズがたたき出した107得点、2018年10月30日にウォリアーズが奪った92得点に次いで、NBA史上3番目のハイスコア。

 王者相手に最高の勝利を飾って7連勝としたネッツは、24日にミルウォーキー・バックス戦へ臨むこととなる。

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