2023.02.13

ヨキッチが今季20回目のトリプルダブルを達成…ロバートソン氏らに次いで5人目の快挙

今季通算20回目のトリプルダブルを達成したヨキッチ(写真は2月5日)[写真]=Getty Images
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 2月12日(現地時間11日)、デンバー・ナゲッツがアウェーでシャーロット・ホーネッツと対戦。前半こそビハインドで終えたナゲッツだったが、第3クォーターに二コラ・ヨキッチを中心にナゲッツが盛り返して逆転に成功すると、そこからはホーネッツを突き放し、リードを拡大。最後までホーネッツに追いつかせることなく、119-105でナゲッツが勝利を収めた。

 この試合では、ナゲッツのヨキッチが両軍最多の30得点を挙げたほか、16リバウンド10アシストも記録し、トリプルダブルを達成。これで2022-23シーズンにおけるトリプルダブル達成回数が20回に到達し、1シーズンで20回以上のトリプルダブルを達成した5人目の選手となった。

 ヨキッチのほかに1シーズンで20回以上のトリプルダブルを達成したのは、バックスなどで活躍した“ミスター・トリプルダブル”ことオスカー・ロバートソン氏や、彼に次いでシーズン平均トリプルダブルを記録したこともあるラッセル・ウェストブルックなど、そうそうたる顔ぶれがランクイン。

 加えて、NBAでの1試合最多得点記録を持つウィルト・チェンバレン氏(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、ジェームズ・ハーデン(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の2人も名を連ねているが、長いNBAの歴史で4人しか到達していない境地に、ヨキッチも足を踏み入れたと言っても過言ではないだろう。

 ちなみに、キャリア通算でのトリプルダブルの達成回数は、ハーデンが77回、チェンバレン氏が78回、ロバートソン氏が181回、ウェストブルックが211回を記録。ヨキッチはこれまでに102回をマークし、達成回数でもすでに歴代3位につけている。

 13日(同12日)現在、ナゲッツはウェスタン・カンファレンス首位につけている。西の強豪の攻撃をけん引するヨキッチが、キャリアを通してこれらの記録をどこまで伸ばすことができるか、今後の活躍に注目したい。

 

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