2023.02.24

ダンク王マック・マクラング「僕はNBAにいたい。そこでインパクトを残したいんだ」

ライジングスターズにも出場したマクラング[写真]=Getty Images
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 2月18日(現地時間17日、日付は以下同)にユタ州ソルトレイクシティで開催された「Jordan ライジングスターズ」で、マック・マクラングはGリーグの選手たちで構成された「チーム・ジェイソン」の一員としてプレーし、チームトップの10得点をマーク。

 そして翌19日に迎えたオールスターサタデーナイトの「AT&T スラムダンク」コンテストでは持ち前の身体能力とアイデアを駆使して優勝を飾り、大きな注目を浴びた。

 昨シーズン、ドラフト外からはい上がり、シカゴ・ブルズとロサンゼルス・レイカーズで各1試合に出場してNBAデビューを飾った男は、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ傘下のGリーグチーム、デラウェア・ブルーコーツと契約し、2月15日にはシクサーズと2ウェイ契約を締結。

 オールスターウィークエンド後に迎えたモーターシティ・クルーズ(デトロイト・ピストンズ傘下)との一戦で、マクラングは7得点7アシストこそ残すもフィールドゴールは9投中成功2本と不発。この日はシューティングの面で苦しんだものの、試合後に24歳のガードはNBAへの強い思いを口にしていた。

「僕はNBAにいたい。そこでインパクトを残したいんだ。今夜のようなゲームをしてはいけない。けど自分の出番が来るのを待っている。それまでは自分でコンロトールできることをやっていく」

 マクラングはGリーグチームとの契約からシクサーズとの2ウェイ契約へ変わったことで、シクサーズの一員としてNBAで再びプレーするチャンスがある。

 ただ、イースタン・カンファレンス3位の38勝19敗でオールスターブレイクを迎えたシクサーズは、ガードにジェームズ・ハーデンタイリース・マクシー、ディアンソニー・メルトン、シェイク・ミルトンといった選手たちがいるため、彼らがそろって欠場でもしない限り、このチームの一員として出場時間を確保することは困難だろう。

 それでも、マクラングはスラムダンクコンテストの王者としてではなく、選手としての自信を語っていた。

「(オフェンスとディフェンスの)両面で、間違いなく堅実に進歩している。『もし僕がこの点でうまくなれば、チャンスをつかむだろう』と言うのは簡単さ。けどそのためには自分の出番が回ってくるのを待つ必要がある。まだそこには達していない。自分の番になったら、僕にはできると信じているよ」

 レギュラーシーズン後半戦は、プレーオフならびにプレーイン・トーナメント進出をかけたサバイバルレースだけに、激しい戦いが続くことから、マクラングに出番が回ってくるかは微妙と言わざるを得ない。

 だがフルーコーツで自身のゲームをさらに磨き、シクサーズへ強烈な印象を与えることで、マクラングの状況が好転する可能性はあるはずだ。

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