3月1日（現地時間2月28日、日付は以下同）。フェニックス・サンズは、先月のトレードデッドラインでブルックリン・ネッツから獲得したケビン・デュラントが翌2日のシャーロット・ホーネッツ戦へ出場すると発表した。

　右ヒザの内側側副靱帯を負傷したことで、今年1月9日のマイアミ・ヒート戦を最後に欠場していたデュラントは「今は調子がいい」、「ここ数週間はヒザに痛みもない」と話しており、約2カ月ぶりの実戦に向けてこのように語っていた。

「またプレーする機会を得て楽しみにしている。久しぶりだ。ケガをするまで、楽しんでプレーしていた。だからまたコートへ出て、その続きを再開できるのが楽しみだ」

　今シーズンのデュラントは、ネッツで39試合に出場して平均36.0分29.7得点6.7リバウンド5.3アシスト1.5ブロックをマーク。フィールドゴール成功率55.9パーセントはキャリアハイで、3ポイントシュート成功率は37.6パーセント（平均1.8本成功）、フリースロー成功率93.4パーセントは堂々リーグトップを誇る。

　とはいえ、久々の実戦で、新たなチームメートたちとプレーすることもあり、デュラントは「スムースにはいかないことは分かっている。これまでやっていたことをこなすには多少の時間を要することになるだろう。（でも）楽しんでプレーしている限り、ゲームから離れていても、またプレーできることを楽しみにしている」と口にしていた。

　サンズは1日を終えた時点でウェスタン・カンファレンス4位の33勝29敗。5位のゴールデンステイト・ウォリアーズ（32勝30敗）、6位のロサンゼルス・クリッパーズ（33勝31敗）とはそれぞれ1.0ゲーム差のため、白星を積み重ねていかなければいけない状況にある。

　デュラントはクリス・ポール、デビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトンらとスターターを形成することとなる。サンズへ移籍後、34歳のベテランフォワードは「コート内外でチームのみんなのことを知ろうとしてきた」、「みんなと一緒にプレーして快適になれるかがカギになる」と話していた。

　サンズとデュラントにとって、真の戦いは4月16日に幕を開けるプレーオフ。サンズで今シーズンのチャンピオンシップを勝ち取るべく、デュラントのNBAキャリアにおける新たなチャプターが始まる。