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昨シーズンの覇者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、3月25日(現地時間24日、日付は以下同)にホームでフィラデルフィア・セブンティシクサーズを撃破して3連勝をマークした。
現在はホーム4連戦中で、27日にミネソタ・ティンバーウルブズ、29日にニューオーリンズ・ペリカンズ、4月1日にサンアントニオ・スパーズ戦へ臨むこととなる。
先発スモールフォワードのアンドリュー・ウィギンズが依然として家庭の事情のため欠場が続いているものの、2月10日の4チーム間トレードでポートランド・トレイルブレイザーズから加入したゲイリー・ペイトン二世がウルブズ戦で復帰できる見込みとなった。
昨シーズン、ローテーションの一角を務めてきたペイトン二世は、ウォリアーズの優勝に主にディフェンス面で大きく貢献。昨夏フリーエージェント(FA)となってブレイザーズへ移籍し、コアマッスルの手術を受けてリハビリに取り組み、今年1月3日のデトロイト・ピストンズ戦で初出場を飾るも、2月9日のウォリアーズ戦を最後に、内転筋のケガのため欠場が続いていた。
そのペイトン二世は25日にスクリメージ(練習試合)をこなし、翌26日に行われた軽いチーム練習にはフルメニューで参加。ウルブズ戦のティップオフ前の状態で、出場するかどうかが決まるという。
「やっと自分自身だと感じられるようになってきた。今年はたくさんの試合を欠場してきたから、チームのみんなとコートへ戻る準備はできているよ」とペイトン二世は言う。
ウォリアーズはペイトン二世がゲームへどれほどのインパクトを残すことができるかをよく分かっている。ペイトン二世はこのチームのスキーム(仕組み)へフィットするベストなディフェンダーの1人であり、ウィギンズ不在によるディフェンス面のマイナス分をある程度カバーできると見ている。
「彼はオンボール(ディフェンダー)として非常にいいだけでなく、オフ・ザ・ボールやパッシングレーンでプレーするのもうまい。それにトランジションにおける素晴らしいフィニッシャーでもあるんだ」とスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も期待を寄せている。
ウェスタン・カンファレンス6位の39勝36敗のウォリアーズは、5位のロサンゼルス・クリッパーズとゲーム差なしながら、7位のミネソタ・ティンバーウルブズ、8位のロサンゼルス・レイカーズ、9位のニューオーリンズ・ペリカンズ(いずれも37勝37敗)とは1.5ゲーム差のため、プレーイン・トーナメントを回避してポストシーズンへ出場するためには必勝態勢が続いていく。
3連勝中のウォリアーズにとって、エネルギッシュなプレーが持ち味のハードワーカーが復帰することは、攻防両面にとってポジティブな影響を受けることになりそうだ。
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