2023.03.29
昨シーズンの覇者ゴールデンステイト・ウォリアーズが調子を上げてきている。オールスターブレイク明け初戦となった2月24日(現地時間23日、日付は以下同)こそロサンゼルス・レイカーズに111-124で敗れたものの、翌25日のヒューストン・ロケッツ戦から3月4日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦までホームのチェイス・センターで5連勝を飾った。
ペリカンズ戦でゲームハイの27得点に4アシストを残したクレイ・トンプソンは「ベンチのみんなが良くやってくれている。彼らが諦めずに踏ん張ってくれている。このチームのベンチ陣が本当に向上しているんだ」とリザーブ陣を称賛。
この日ウォリアーズはトンプソンのほか、ジョーダン・プールが18得点7アシスト、ケボン・ルーニーが10得点11リバウンド3アシスト、ドンテ・ディビンチェンゾが7リバウンド6アシストを残した。
そしてベンチからはジョナサン・クミンガが19得点7リバウンド4スティール、ジャマイケル・グリーンが14得点6リバウンド2ブロック、アンソニー・ラムが11得点、タイ・ジェロ―ムが5アシストで勝利に貢献。
この5連勝の期間というもの、ウォリアーズはステフィン・カリー(左足)、アンドリュー・ウィギンズ(家族の事情)、さらにはゲイリー・ペイトン二世とアンドレ・イグダーラもケガで欠いていただけに、レギュラーシーズン後半戦で今シーズン最長タイの連勝を飾ったことは大きな自信となった。
「僕らはすごく才能にあふれるチームだということ。選手層の厚みがいつだってこのチームの強みになっている」と、トンプソンはウォリアーズの現状について自信を見せていた。
4日を終えた時点で、ウォリアーズはウェスタン・カンファレンス5位の34勝30敗。4位のフェニックス・サンズ(35勝29敗)とのゲーム差を1.0まで縮めており、プレーオフのファーストラウンドでホームコート・アドバンテージを獲得できる好位置まで近づいている。
トンプソンが直近5試合で平均28.6得点にフィールドゴール成功率51.2パーセント、3ポイントシュート成功率50.9パーセント、フリースロー成功率94.4パーセントを残して引っ張っており、先発と控えを行き来しながら活躍するクミンガもこの5試合の出場時間帯における得失点差で+43と見事な働きを見せている。
さらに、ここ5試合において、ウォリアーズは後半に相手チームを83点も上回っており、期間中のディフェンシブ・レーティング(100.6)は堂々リーグトップと、チームが見事に機能していると言えるだろう。
そして6日に敵地で行われるレイカーズ戦で、カリーとイグダーラが戦列復帰する可能性が浮上していることから、ウォリアーズがさらに勢いを加速させる可能性も十分ありそうだ。
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